夏の電気代は急上昇!どうにかして抑えたい!
暑い夏は、エアコンや除湿機の使用頻度が高くなりますよね。
今年は特に、外出を控えてお家で過ごすことも多いので、1日中エアコンをつけているご家庭もあるのではないでしょうか。
そこで気になるのが電気代。
2人以上の世帯での夏の電気代は、月々10万円ほど。
4人家族となると10万円を超えるところもあるでしょうから、家計への負担が気になりますよね。
とはいえ、エアコンの使用を控えると、今度は熱中症の危険があるため、どうしてもエアコンに頼ってしまうことでしょう。
しかし、実はエアコンも使い方次第で、電気代を抑えることができるんですよ。
そこで今回は、暑い夏に備え、電気代を抑えるコツについてご紹介します。
この記事に書いてあること
電気代を抑えるコツ①エアコンは付けっぱなしが常識
エアコンというのは、お部屋の温度と設定温度に差があるほど電力を多く消費します。
自転車や自動車を動かす時をイメージするとわかりやすいかもしれません。
最初の踏み出しには、パワーが必要です。
エアコンも同じで、最初の稼働時には、電力を多く消費するので、こまめにつけたり、消したりを繰り返さない方が電気代を節約することができるんです。
とはいえ、ずっと付けっぱなしにすると、お部屋が冷えすぎてしまう心配もあると思います。
そんな時は、設定温度を27~28℃くらいの高めに設定するようにしましょう。
電気代を抑えるコツ②サーキュレーターを活用
エアコンを付けっぱなしにした方がお得!…とは言いましたが、設定温度も低く、風量設定も「強」にしていては、やはり電気代を抑えることができません。
エアコンの温度設定を「高め・弱」くらいの設定にしたら、サーキュレーターや扇風機を併用して、お部屋全体に冷たい空気が行き渡るようにしましょう。
そうすることで、エアコンの運転効率がアップし、電気代を抑えることにつながりますよ。
サーキュレーターは、なるべく天井に向けて運転させるようにすると、エアコンの風が全体に行き渡りやすくなります。
空気の循環にもつながりますし、少しでも風を感じることで、体感温度も下がるので、エアコンの温度設定が高くても涼しく感じられるでしょう。
電気代を抑えるコツ③冷蔵庫の入れすぎに注意
夏場は、食材が傷みやすいので、冷蔵庫や冷凍庫がフル活用!というご家庭も少なくないですよね。
気が付いたら、冷蔵庫の中がパンパンに詰まっている…なんてことも。
実は、冷蔵庫や冷凍庫に物を詰めすぎると、庫内が冷えにくくなるため、一生懸命温度を下げようと、電力を使ってしまうことになるんです。
冷蔵庫や冷凍庫の中は、適度に空間を開け、冷気が行き渡るように整理整頓を心がけましょう。
加えて、開け閉めの頻度を少なくしたり、冷気が逃げないようにフィルムを活用するなど、工夫するようにしましょう。
電気代を抑えるコツ④省エネ家電に変える
電化製品も、最近のものはほとんどが「省エネ」を謳っていますよね。
省エネ家電は、そもそもの電力消費量を少なくし、効率よく稼働するような仕組みになっているので、実は家電を古いものから新しいものに買い替えた方が、電気代が抑えられるということもあるんです。
たとえば…
・冷蔵庫
・エアコン
・テレビ
・LED照明
など。
初期費用はかかってしまいますが、長い目でみればお得なので、買い替え時期かな?と思う方は、ぜひ「省エネ家電」に注目して選んでみてくださいね。
電気代を節約するコツ⑤カーテンやすだれの活用
外から入ってくるじりじりとした熱も、室内温度を高くしてしまう原因になります。
UVカットや遮熱効果のあるカーテンを使ったり、すだれ・シェードなどを活用したりして、直射日光がなるべく当たらないよう工夫するのも1つです。
室温が上昇しすぎなければ、エアコンを必要以上に使うこともありません。
つまりは、電気代の節約になるというわけです。
お庭があるお家は、木を植えたりしても涼しく感じるのでおすすめですよ。
電気代を節約するコツ⑥そもそも契約プランを見直す
電気代を節約するために、最も効果があるのは、そもそもの契約プランを見直すことです。
たとえば、日中は仕事や学校・学童で家を不在にする家庭の場合。
日中の契約プランを高くし、稼働時間の長い夜間に安くなるプランを選ぶと、電気代の節約になります。
ほかにも、ガス料金とセットの契約にするとお得なプランなど、様々なものがあるので、一度見直してみるといいかもしれませんね。
電気代を節約するコツ⑦省エネ住宅へリフォーム
これから家を購入しようという方は、リフォームを検討している方は、思い切って「省エネ住宅」にしてみてはいかがでしょうか?
省エネ住宅とは、一次エネルギー消費量を抑えるように設計された住宅のこと。
一次エネルギーとは、風力、石油、石炭、天然ガスなど、自然界から得られたエネルギー源のこと言います。
近年、この一次エネルギーの不足を懸念して、「省エネ住宅」というものに注目が集まり始めました。
省エネ住宅にすると、外気の温度に左右されないよう、断熱材をしっかり入れるので、夏もエアコンに頼りすぎない生活を送ることができるんです。
これに加えて「創エネ」といって、エネルギーを自給自足する住宅も人気です。
太陽光発電システムなどを活用し電力を自家発電できれば、電気代も大幅に節約することができますよ。
話が大きくなりましたが、これも1つの電気代節約の方法です。
長期的なスパンで検討するのも良いかもしれませんね。
夏の電気代を抑えて賢く快適に暮らそう
電気代が少しでも節約することができれば、その分、子供の教育費や家族の食費・行楽費に回すことができます。
効率よくエアコンを使ったり、様々な生活の知恵を駆使したりして、賢く・快適に暑い夏を乗り越えましょう。
ただし、電気代を節約したいからと言って、暑いのに我慢してエアコンを使わない…というのは、体調を崩す危険があるため止めてくださいね。