【鬼滅の刃】無惨様のパワハラ会議って何がすごいのか?映画との接点、声優、シナリオなど

公開日:

    この記事では、『鬼滅の刃で有名なパワハラ会議』について紹介します。
    2020年ついに日本の国内興行収入第1位の映画となった『鬼滅の刃 無限列車編』。
    今間違いなく最も勢いがあるアニメではないでしょうか?
    今回はそんな鬼滅の刃で有名な「パワハラ会議」と言われるシーンをご紹介します。

    鬼滅の刃のパワハラ会議とは?

    パワハラ会議とは、コミック第6巻51~52話・アニメ第26話にあたり、無残のお気に入りだった下弦の伍・累が主人公たち鬼殺隊に倒されたことで弱くて役に立たない下弦の鬼を解体するという話です。
    しかし、そのあまりの理不尽さや豪華な声優陣、展開の斬新さから大きな注目を浴び、現在でもコラやネタ、引用として様々な加工がなされて拡散されています。

    無残に呼び出された下弦の鬼とは?

    鬼滅の刃の敵は鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)が率いる鬼の集団1種類のみです。
    その中の階級で上位12人の鬼は特別な階級、十二鬼月(じゅうにきづき)が与えられています。
    階級は強さで決まり、上位6人の鬼を上弦の鬼、下位6人の鬼を下弦の鬼と言います。
    今回は、下弦の鬼解体を通告するために、いわゆる中ボスにあたる下弦の鬼(死んだ累を除く5人)だけが無残の拠点、無限城に呼び出されています。

    上弦の鬼
    ・上弦の壱 黒死牟(こくしぼう)
    ・上弦の弐 童磨(どうま)
    ・上弦の参 猗窩座(あかざ)
    ・上弦の肆 半天狗(はんてんぐ)
    ・上弦の伍 玉壺(ぎょっこ)
    ・上弦の陸 堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)
    下弦の鬼
    ・下弦の壱 魘夢(えんむ)
    ・下弦の弐 轆轤(ろくろ)
    ・下弦の参 病葉(わくらば)
    ・下弦の肆 零余子(むかご)
    ・下弦の伍 累(るい)
    ・下弦の陸 釜鵺(かまぬえ)

    パワハラ会議の内容

    まず、無残は部下である下弦の鬼を呼び出しますが、なぜか女装しています。
    直前では、鬼殺隊である炭治郎に洋装で見つかったため、女装かつ和装に返信していたのかもしれませんが、いきなり呼び出された部下としては意味が分からないと思います。
    事実、鬼の一人は女装した無残に対して「なんだこの女は?誰だ」と心の中で言っているため、本当に意味が分からなかったと思います。
    また、その姿に無残と気付かなかったことを詫びた下弦の鬼の一人に対して「誰がしゃべってよいといった?」と高圧的に黙らせてしまいます。

    そして、無残は呼び出した趣旨を話します。
    上弦の鬼に対して下弦の鬼は入れ替わりが激しい旨を苦言します。
    下弦の鬼の一人が「そんなこと俺たちに言われても・・・」と心の中でつぶやいてしまいます。
    すると「そんなこと俺たちに言われても・・・」と無残が声に出して、不快感をあらわにして下弦の鬼を一人殺してしまいます。

    次に、無残は問いかけます。
    「鬼狩りの柱に遭遇した場合、逃亡しようと思っているな」
    それに対して、そんなこと思っていないと反論して、「お前は私が言うことを否定しているのか」と殺されてしまいます。

    まだ、殺します。
    無残の理不尽さに逃亡を試みる鬼が無限上の中を高速移動して逃げ回ります。
    しかし、次の瞬間彼もまた首を切られて殺されてしまいます。

    そして、自分はまだ役に立てるから知無残の血(鬼の力)を分けてくださいと言う鬼に対しても、図々しいところしてしまいます。
    直接殺されるのがうれしいと狂言を吐いた下弦の壱 魘夢(えんむ)だけが無残の血を分け与えられて、耳に花札のような鬼狩り(主人公の竈門炭治郎)を殺せばもっと血を分けてやるとチャンスをもらい、無限列車編にて竈門炭治郎と対峙することになります。

    何が斬新なのか?

    まず、この段階で12体いるボス(十二鬼月)の内で倒されたのは、下弦の伍 累(るい)だけです。
    下から2番目のボスを倒したところで、初めてボスがお目見えして5人の内4人がラスボスに殺されてしまいます。
    通常だと一人一人のボスが何らかの形で主人公たちを苦しめるのが一般的ですが、1話のうちに無残が4人も殺してしまう事により、ボスが半減して鬼滅の刃全体のテンポが上がったと評価されています。

    贅沢すぎる豪華声優陣

    ・下弦の壱 魘夢(えんむ)
    CV:平川大輔さん
    『Free!』の竜ヶ崎怜役、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』の花京院典明役をはじめ、『School Days』の伊藤誠役など人気キャラから主役まで任される実力派声優です。

    ・下弦の弐 轆轤(ろくろ)
    CV:楠大典さん
    『炎炎ノ消防隊』レオナルド・バーンズ、『トランスフォーマーシリーズ』の各シリーズで性格の異なる3人のコンボイ(オプティマスプライム)も演じている他、吹き替えではドウェイン・ジョンソンをはじめ、ヴィン・ディーゼルなどの筋肉質な男性の声を当てていたりします。

    ・下弦の参 病葉(わくらば)
    CV:保志総一朗さん
    『機動戦士ガンダムSEED』キラ・ヤマト、『黒子のバスケ』笠松幸男、『最遊記シリーズ』の孫悟空などまさに主役を貼れる声優さんです。

    ・下弦の肆 零余子(むかご)
    CV:植田佳奈さん
    『Fate/stay night』遠坂凛、『魔法少女リリカルなのはシリーズ』八神はやて等作品の主人公級を数多くこなしている声優です。

    ・下弦の陸 釜鵺(かまぬえ)
    CV:KENN(ケン)さん
    『宇宙兄弟』南波日々人、『黒執事シリーズ』ロナルド・ノックス、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』セッコなど癖が強い役もこなす演技派声優です。

    このように主役級の声優がわずか10分足らずのシーンの為に集結して、キャラとして二度と出てこないという贅沢な配役が大変注目されました。


    関連記事

    ページ上部へ戻る