この記事に書いてあること
子どもはなぜ片付けが苦手なの?
子育て中のママやパパの悩みの種と言ったら、お部屋の片付け。
片付けても、片付けても、子どもが散らかしてしまい、なかなかお部屋がスッキリしない!…とイライラする方も多いですよね。
なぜ子どもは、片付けが苦手なのでしょうか?
【理由①片付ける意味がわからないから】
そもそも、なぜ片付けなければいけないのか?を理解していない子どもは多くいます。
「どうせ明日もまた遊ぶから」
「遊びの途中だから」
…と思っている子もいるでしょう。
そういった子どもには、「片付けなさい」だけではなく、そもそもなぜ片付けなければいけないのか?という理由を教えてあげることから始めてみましょう。
【理由②片付け方がわからないから】
上手な片付け方がわからないという子どもも多いです。
こういったタイプの子は、とりあえず片付けなさいとママに言われたから、箱にしまう…というような感覚なので、どこに何を入れたか分からなくなってしまうことがよくあります。
だから散らかったままの方が、自分にとって便利だな…と感じてしまうのかもしれません。
上手な片付け方を子どもに教えてあげるというのも1つのしつけです。
ただやみくもに「片付けなさい!」と怒らずに、子どもと一緒に片付けをして、種類ごとに分けるなど、キレイに片付けるコツを教えてあげるといいでしょう。
子どもに教えるカンタン整理術①おもちゃの“お家”を作る
おもちゃの定位置が決まっていないと、子どもはどこに片付ければいいのか分からず、毎回迷ってしまいます。
そのため、上手に整理整頓するためには、まず「定位置」であるおもちゃの“お家”を作ることから始めましょう。
ただし、これはママがすべてやってしまうのではなく、子どもの意見を取り入れながらやるのがベスト。
というのも、ママが片付けてしまっては、結局どこがおもちゃの“お家”なのかが分からないからです。
子どもが常に遊びやすいよう、自分自身で仕分けさせてあげることが大切です。
たとえばボックスをいくつか用意してあげて、
◎ぬいぐるみのお家
◎ブロックのお家
◎おままごとに使うおもちゃのお家
…というように、種類ごとに仕分けしたり、「よく遊ぶもの」「友達が来たら遊ぶもの」というように、おもちゃの一軍・二軍で仕分けしたりしてもいいですね。
他にも、おままごとと人形は一緒に遊ぶことが多いから同じ場所に片付けるなど、遊びに関連付けて片付けるのもOKです。
子どもに教えるカンタン整理術②片付ける場所を「見える化」する
一体どこに何を入れたか分からず、おもちゃを失くしてしまうという子どもには、より分かりやすいように、おもちゃの場所を「見える化」しましょう。
たとえば、ぬいぐるみの入っている箱の表面に、ぬいぐるみのイラストのラベルを貼ったり、写真を貼ったりして、一目で分かるようにしておきましょう。
こうすることで、視覚的におもちゃの“お家”を把握できるので、子どももスイスイ片付けることができます。
子どもに教えるカンタン整理術③細かい仕分けはNG!ざっくり片付けが◎
おもちゃ箱の中を、細かく仕切り板で仕切ったり、細かく仕分けしすぎたりするのは、まだ小さな子どもには難しいもの。
子どもが混乱しやすく、片付けに時間がかかってしまうので、片付けを嫌がるようになってしまいます。
子どもが小さいうちは、ざっくり片付けだけでOK。
たとえば、アクセサリーなど、細かく「指輪」「ヘアゴム」…と分けるのではなく、アクセサリーの“お家”という程度で十分です。
これ以上細かく仕分けをして整理させても、小さいうちは上手くできないので、片付けが負担になってしまいます。
物がなくならない程度に、種類分けし、箱に収納しておくくらいでいいでしょう。
子どもが片付けを好きになる?お片付けを促すコツは?
ママがいくら言っても片付けてくれない…というときは、以下のような方法で子どもにお片付けを促してみるといいでしょう。
①お片付けのBGMを流す
この音楽が流れたら「お片付けの時間」というように、BGMを決め、毎回同じ音楽を流してお片付けの習慣を身につけてもらいましょう。
これなら、ママが「片付けなさい」と何度も言わなくてもいいので、お互い喧嘩になることがありませんよね。
習慣付くまでには、「片付けの時間だよ」と言わなければいけませんが、繰り返しやることで子どもは自然と覚えていきますから、いつしかBGMの効果が現れると思います。
音楽が流れるとゲーム感覚で楽しみながらお片付けをすることができるので、お片付け=嫌なもの…というイメージも払拭されるかもしれませんよ。
②片付いた後のスッキリ感を共有する
お片付けが終わったら、「凄い!きれいになったね」と子どもを褒めてあげることも忘れないようにしましょう。
また、次に使う時も「使いやすくなったでしょ?」と片付けるメリットについても話しておくといいと思います。
自分が遊びやすくなるということが実感できれば、お片付けをすることの大切さを理解してくれるはずです。
片付けを通した親子のコミュニケーションを!
もともと片付けが苦手な子を、片付け上手にするのは、そう簡単なことではありませんよね。
しかし、だからといって、ママがいつも片付けてしまっては意味がありません。
子どもの自立心を育むためにも、片付けを教えてあげることはとても重要なことです。
今回ご紹介したような片付け方のコツを参考に、根気よく子どもと一緒に片付けをしていきましょう。
これも1つの親子のコミュニケーション。
小さなうちから、片付けの大切さを教え、物を大事にすることを教えてあげられるといいですね。