子供の字が上手くなるには?美文字を目指す教え方の工夫

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    子供の字が汚い!どうすれば上手くなるの?
    幼児の頃は、子供が文字を書くことを嫌いにならないように…と、あまり細かく「書き方」についてママやパパが口うるさく言わなかったと思いますが、小学生になると、本格的なひらがなの指導へシフトするので、字が汚いのは困ってしまいますよね。

    しかし、放っておくとどんどん「クセ」がついてしまうので、早めに正しい書き方を教えておきたいもの。

    一体どうすれば子供の字を上手くすることができるのでしょうか?

    実は、子供の字が上手くなるには、ちょっとした準備と、教え方のコツがあります。
    今回は、子供の字をなんとかキレイにしたい!というママへ、上手に教える工夫についてご紹介します。

    子供が字を上手く書けるようになるためには「準備」から!
    まずは、子供の字が上手く書けるようになるための準備から始めましょう。

    ①書き方えんぴつを準備する

    書き方専用の2B~4Bの濃い鉛筆を準備しましょう。
    最近は、学校の硬筆の授業でも、このような濃い鉛筆の使用を推奨しています。

    2B~4Bのように濃い鉛筆であれば、まだ筆圧の弱い小学1年生くらいの子供でも、スラスラと滑らかに文字を書くことができるからです。

    ②ソフト下敷きを準備する

    字を上手く書くには、文字が書きやすいソフト下敷きも準備しましょう。

    ソフト下敷きは、一般的なハードタイプの下敷きよりもフニャっとした質感で柔らかく、鉛筆の先がわずかに沈むので、線が安定しやすいというのが特徴です。

    筆圧が調整しやすいことから、力加減が上手くできない小さな子供におすすめです。

    ③えんぴつを正しく持たせる

    小さな子供の場合、えんぴつをグー持ちしてしまう子供も多いですよね。
    これでは、安定した線が描きにくいため、どうしても文字のバランスが崩れてしまいます。

    文字を教える際は、まず、えんぴつを正しく持つことから教えてあげましょう。

    正しい持ち方は、親指、人差し指、中指の3本の指で持ち、書く時に親指でえんぴつを支えるようなイメージで持たせること!

    意外とこれができない子供が多いので、苦手な子供には握りやすい「三角形」のえんぴつを用意してあげるといいと思います。

    三角形のえんぴつだと、自然と3本の指でえんぴつを持つことができるので、正しい持ち方をマスターしやすいです。

    また、えんぴつの持ち手部分に付ける「矯正グリップ」なども販売されていますので、こちらを活用してもいいかもしれませんね。

    ④正しい姿勢で練習させる

    えんぴつを正しく持つことができたら、次は正しい姿勢で文字を書く練習をしましょう。
    背中が丸まっていたり、ノートに対して顔が近すぎたりすると、自分の書いた文字のバランスを見ることができず、字を上手く書くことができません。

    視力悪化にもつながるので、正しい姿勢で練習させる習慣をつけておきましょう。

    子供の字が上手くなる教え方①線と円を描かせる
    子供に文字を教える際は、まず「線」と「円」を描かせることから始めます。

    ひらがなというのは、曲線と直線で構成されていますから、スーッと滑らかに書けるように、お絵描きの要領で線と円を描かせてみてください。

    マルや直線、グルグルとした円など、様々な形を描かせることで、自然とスムーズにえんぴつを動かすことができますよ。

    子供の字が上手くなる教え方②書き順を正しく教える

    文字のバランスが悪い子供は、ほとんどが書き順を正しく覚えていないことが多いです。

    文字と言うのは、正しい書き順で書くことで、キレイに美しく書くことができるので、意外と書き順は重要なんですよ。

    小さな子供は、文字を「形」として捉えているので、大人が思っているよりも、とんでもない書き順で書くことがあります。

    子供が書き方の練習をしている時は、後ろからこっそり、書き順チェックをしてあげてくださいね。

    子供の字が上手くなる教え方③文字のつながりをイメージさせる
    ひらがなは、「お」「け」「い」のように、線と線のつながりをイメージさせることで、バランスの良い字を書くことができるようになります。

    練習する際に、実際に点々を書いて、どのように線がつながっていくのかを、一緒に確認してみましょう。

    子供の字が上手くなる教え方④1文字を丁寧に書かせる

    大人にとって、ひらがなを書くことは簡単でも、小さな子供にとっては、とても大変なこと。
    ましてや、頑張って書いたのに、ママやパパにダメ出しされてしまったのでは、余計にイヤになってしまいますよね。

    まずは、焦らず1文字ずつ丁寧に書くことを目標に取り組んでみましょう。

    ひらがな一覧表を作成し、上達した文字から、花丸やシールを付けて「見える化」することで、子供の苦手な文字を把握することができます。

    苦手な文字を重点的に繰り返し取り組ませることもできますよね。
    また、子供もゲーム感覚で取り組めるので、全文字クリアを目指し、一生懸命楽しく取り組むことができるかもしれませんよ。

    これからの時代も子供が字を上手く書くことは大切!

    これだけパソコンやスマホが普及している世の中で、子供が字を書くのが苦手なのに、わざわざ克服させる必要があるの?と疑問に思う方もいるかもしれませんね。

    しかし、やはり文字を上手に書けることは大切です。

    それは、文字が汚いことでテストの点数を減点されてしまったり、おおざっぱ・適当な性格なんだと周囲から決めつけられてしまったりするからです。

    これではせっかく問題の正解が分かっていても、受験や就職試験で振り落とされてしまうことになるので、もったいないですよね。

    特に小さな子供の場合、これからカタカナ、漢字など様々な文字が増えていきますから、今のうちにしっかり文字をキレイに書く習慣・意識付けをすることが大切なのです。

    子供の字が上手くなるように!親子で一緒に美文字レッスンをしよう

    子供の字が上手く書けるように、ママが必死になって教えることは悪いことではありませんが、親子で一緒に取り組めば、子供もやる気がアップすることでしょう。

    何事もイヤイヤやったのでは、なかなか上達しません。
    楽しく取り組み、短期間で集中して上達することが大切です。

    子供だけにやらせるのではなく、これを機会にママも一緒に美文字を目指して練習してみてくださいね。


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