男性が「結婚したい」と思う婚活に有利な女性の職業は?年収の目安はどれくらい?

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    女性の社会進出が高まっています。
    これまで、女性ならではの職業といえば、幼稚園の先生や「白衣の天使」とも呼ばれる看護師などがすぐに思い浮かんだものですが、近ごろではこれまで女性のなり手が少なかった鉄道運転士や、タクシー、宅配業のドライバーなどで女性の姿を見かけるのもめずらしいことではなくなった気がします。

    ところで、世の男性は女性のこうした社会進出について、どう考えているのでしょう?
    若くてハツラツとした保育園の先生や看護師は、男性にも人気がある職業で、子どものお遊戯会などには妙におめかしして出かけるお父さんの姿を目にしますよね(笑)。そういえば、理容師の指名ができるヘアカットサロンでは、男性よりも女性の理容師のほうが、圧倒的に指名率が高いという話も!?

    しかし、これまで女性の進出が少なかった職業に就いている女性たちのことは、どうでしょう? 新たな「人気の職業」が誕生しているのでしょうか。また、そうした専門職に就いている女性とおつきあい、結婚を考えるとき、男性は女性の職業が気になるものでしょうか?

    首都圏・関西に在住の20歳~36歳の男性492名に聞いたアンケートによると、「あなたが「妻にしたい!」と思う、憧れの職業はありますか。以下の中から、あてはまるものをすべてお選びください。」(有効回答数492件)の質問に対し、次のような結果が得られました。一般の方々の意識調査で判った「妻にしたい憧れの職業」についてレポートします。

    それでは早速、1位から3位までをご覧ください。

    1位には圧倒的な票数を集めて「幼稚園・保育園の先生」がランクイン。男性の2人にひとりが「妻にしたい職業」として考えているということになります。「幼稚園・保育園の先生」は、もともと若い女性に人気のある職業ですから、男性が望む・望まないにかかわらず、「フィーリングカップル成立!」の可能性が、今後ますます増えていくのかもしれません。

    2位に入ったのは「公務員」。こちらも30%近い高い支持率です。これは「先行き不透明な時代」の経済的な安定志向を反映したものといえるでしょうか。「せめて妻には安定した職業に就いていてほしい…」。この結果からはそんな男性のつぶやきが聞こえてくるような気がします。少しうがった見方をすると、実は「公務員」は男性自身がなりたい職業なのかも?

    3位は「看護師」、25%の得票です。やはり男性の人気は高いですね! ただし、そうしたイメージに反して、看護師は専門的な職能を要求されることはもちろん、人手不足の折から過酷な労働条件を強いられる職業だといったことも耳にします。高齢化社会が本格化するこれからの時代、看護師はますます引く手あまたの職業となるかもしれません。そんな看護師の女性を妻として迎えるには、男性にも「看護師の夫」となる気構えと理解が求められるかもしれませんね。

    4位~7位は専門職が群雄割拠
    つづけて、4位~7位をご覧ください。4位から6位は、ほぼ横並びの接戦です。

    4位に入ったのは「ウェディングプランナー」。

    一般にはまだ聞き慣れない職業かもしれませんが、通信講座や専門学校の講座にもウェディングプランナー専攻コースができるくらい、近年人気の高まりを見せている職種です。人生で最高の盛り上がりを見せるイベントといっても過言ではない結婚式をプロデュースして、新郎新婦をきめ細かくフォローする姿は、男性から見ても憧れの女性像として映るのかもしれません。

    5位、6位には、「クリエイター・デザイナー」と、「医師」がランクインしました。

    いずれも、専門職を代表するような職業です。素質と才能、センスが要求され、どちらも一朝一夕になろうと思ってなれる職業ではありません。つい、「才色兼備」な女性をイメージしてしまいがちですが…男性はやはり、そうしたイメージをいだいて「憧れる」方が多いのかもしれませんね(笑)。

    さて、最後の7位になったのは「CA(客室乗務員)」!

    この結果は意外です。CAといえば、昔もいまも女性のあこがれの職業のひとつ。同時に男性にも「妻にしたい職業」として人気があり、上位ランクインは間違いない、と思っていたのですが。CAを主人公にした映画やテレビドラマの影響で、CAの世界もただ華やかなだけでなく、接客対応の苦労や労働環境など「想像するほどラクではない」といった認識が広まった結果でしょうか。でも…ひょっとすると多くの男性がはじめから「高嶺の花」と諦めて投票しなかったのかも? そんなことも考えてしまう順位でした。

    もし、お相手が年上・年下だったら年の差婚の許容範囲で男性の本心が見えてくる?


    年齢差の選択肢は年上・年下それぞれ「1~3歳」、「4~6歳」、「7~12歳」、「13歳以上」です。また、平均値より5%以上高い数値には赤字でマーキングしました。

    全体的にいえることは、クリエイター・デザイナーや医師、CAなど、専門性の高い職業ほど、年上も年下も年齢差の許容範囲が大きいことです。逆に、ランキングでは順位の高かった公務員や看護師には、年齢差による目立った偏りは見られませんでした。

    これは何を意味しているでしょう?

    ひとつの仮定が思い浮かびます。男性にとって、専門性の高い職業に就く女性が結婚対象になることは「婚活」的にも稀なこと。もし、目の前にそんな女性が現れたら、年の差なんて二の次!…この数字はそんな心理がはたらいた結果とはいえないでしょうか。つまり、専門職に就く女性こそ、一部の男性にとっては真の「憧れ」といえるのかもしれません。

    もうひとつ、この表からは特徴的な数字が読み取れます。

    それは、幼稚園・保育園の先生の「年下13歳以上でもOK 54.1%」という数字です。これは全項目の中でダントツの1位。男性の半数以上が13歳以上年下の幼稚園の先生を「憧れの妻」と考えているとなると…これが多くの男性の本心といえるのではないでしょうか。

    結婚相手に求める年収、男性と女性ではこんなに違う


    ほぼ3人に1人の方が、「300万円以上」という回答です。3位の「好きになったら収入は関係ない」と合わせれば、全体の約6割の人が「300万円以上ならOK」と考えていることになります。

    国税庁の統計調査(平成25年版)によると、20代前半の平均年収は246万円、20代後半では339万円、同じく30代前半は384万円、30代後半は425万円ということです。

    これをアンケート結果に照らしあわせてみると、大半の方が一般的な平均年収程度の収入があれば結婚相手として問題なし、と思っていることになります。「700万円以上」と回答された約1割の方は、ちょっと高望み?ということになるでしょうか。

    一方で、1,000万円~1,500万円以上の「高額所得者」でなければダメ! という人は合計しても4.2%。少数派ではありますが、こちらはなかなかきびしい条件ですね。この割合を多いと見るか、少ないと見るか…それは皆さんのご判断におまかせしたいと思います。

    ところで、ここに挙げた数字は「男女総合」の場合です。これを、男女別、年代別に見ると、また違った結果が見えてきます。それでは最初に、男性が女性に求める年収を見てみましょう。

    お相手の年収は二の次! 男性はおカネよりも愛情重視?

    女性にとってお相手の年収は、男性以上にシビアな結果に!


    1位になったのは「500万円以上」!

    500万円という金額は、先に挙げた20代~30代の平均年収を大きく上回る額です。さらに、「収入は関係ない」の回答が15%なのに対し、「700万円以上」~「1,500万円以上」の合計は18.7%とこれを上回っています。
    20代女性ではランキングの順位も得票率もほとんど変動がないのに対し、30代女性では「収入は関係ない」が3位から4位にランクダウン。逆に、1位の「500万円以上」が40%の大台を突破していることがわかります。

    単純な見方をすれば、女性は年齢を経るにしたがって、結婚相手の収入にシビアになるといえるかもしれません。

    「収入は関係ない」と考えるのは、結婚に対する男性の「決意表明」

    結婚相手に求める年収に、男性と女性では大きな違いがあることが浮き彫りになった今回のアンケート。この結果について、皆さんはどう思われますか?

    男女雇用機会均等法の施行により男女間の雇用格差は改善されつつありますが、男女間の賃金格差はまだ歴然として存在するのが日本の実情です。結婚を前提として考えたとき、女性の立場からすれば、やはりどうしても、結婚後の家計の比重を男性の収入を中心に考えざるを得ないのかもしれません。

    男性が「収入は関係ない」というのも、実は結婚に対する裏返しの「決意表明」なのかもしれませんね。

    これからのカップルは、新しいライフスタイルを築くパイオニア

    以上、アニヴェルセルによる結婚意識調査2014「あなたが「妻にしたい!」と思う、憧れの職業はありますか。以下の中から、あてはまるものをすべてお選びください。」についての調査結果でした。

    今回のアンケートにとりあげられなかった職業は、他にも星の数ほどあります。「その他」を選んだ方の中には、「この中には(憧れの職業は)ない」と答えた方や、「職業はこだわらない」と回答された方もいらっしゃいました。また、「職業に貴賎なし」という言葉もあります。このアンケートが女性の就く職業に先入観を与えてしまうとしたら、それは私どもの本意ではありません。あくまでも「もしも妻になる人の職業が選べたら…」という、一種のロールプレイングとして捉えていただければ幸いです。

    女性の社会進出がすすむと予測されるこれからの時代。「夫が働き、妻は専業主婦」という夫婦像はすでに過去のものになりつつあるのかもしれません。夫も妻も、互いの仕事を尊重し合い、あたらしいライフスタイルを築く新時代のパイオニア――少し大げさにいえば、これからの若いおふたりにはそんな役割が課せられているのだと思います。

    ■出典:https://www.anniversaire.co.jp

    ■調査概要
    調査方法:インターネット調査
    調査対象:首都圏・関西の20歳~36歳男女 1,400名(有効回答1,397名)
    調査期間:2015年3月14日~24日

    ■アニヴェルセル 会社概要
    会社名:アニヴェルセル株式会社
    設立 :1986年6月19日
    所在地:東京都港区北青山3-5-30
    事業内容:結婚式場および披露宴会場の運営、記念日を軸とした商品の販売並びにサービスの提供


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