コロナ禍で密かに問題視されている「ママの孤独感」

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    連日、新型コロナウイルスが猛威を振るっているというニュースや経済不安などのニュースが飛び交っていますよね。
    そんな中、密かに問題視されているのが子育てママが抱える「孤独感」。

    もともと、現代のママの子育ては、「孤育て」「ワンオペ育児」などと言われるように、ママが1人で子供の面倒をみる家庭が増えていますよね。
    コロナ禍では、それに輪をかけて、育児サークルやイベントの休止が多くなり、社会とのつながり絶たれてしまったママが増えているんです。

    感染リスクを抑えるために、遠方から手伝いに来るはずだった親兄弟も…
    ママ友たちとの交流も…なくなってしまいました。

    これにより、子育てママたちの精神的ストレスがピークに達していると言われています。
    一体どうすれば、ママたちの孤独感を解消することができるのでしょうか?

    子育て中のママが感じる「孤独」とは?

    孤独という言葉の意味は、「たった一人」という意味ですが、ママたちは日々、孤独を感じているもの。
    子供もパパもいるので、物理的には「一人じゃない」はずですが、なぜ子育て中のママは孤独だと感じてしまうのでしょうか?

    子育てのつらさを共感してくれる人がいないから

    子育てというと、可愛い子供と一緒に過ごせて幸せ…というイメージを持つ人も少なくないのですが、実際には予期せぬことの連続で、どうしたらいいのか分からない!…と思うことの方が多いんですよね。

    幸せに思うこともたくさんありますが、その一方で、大変なこともたくさんあります。
    この子育てのつらさを共感してくれる人が周りにいないことで、孤独を感じてしまうママは多いんです。
    特に、パパに共感してもらえないことで「自分だけが子育てを楽しめていないのかも」と思い詰めてしまうママもいます。

    子供といつも2人きりだから

    小さな子供を育てるママというのは、いつも子供と一緒。
    これはこれで幸せなことですが、意志疎通が満足できない子供と2人きりの生活というのは、意外とつらいものです。

    「たまには友達と会話したい!」そう思っていても、コロナ禍では外出することが怖くて家に閉じこもってしまうママもいるでしょう。
    育児サークルや子育てイベントも軒並み休止となっているため、外出する機会が失われているというのも1つの要因かもしれません。

    何かあっても頼れる人がいないから

    子育てというのは、不安や悩みの連続です。
    万が一、愛する子供に何かあったら…と思うと、心配で仕方ないというママもいますよね。

    しかし、子供の体調が悪くなったり、ケガをしたりしても、日中は頼れる大人が自分以外にいません。
    そのプレッシャーと責任感に押しつぶされそうになってしまうママも多いでしょう。

    「誰も助けてくれる人がいない」という想いが、余計にママを追い詰めてしまい、孤独感を倍増させてしまう原因になっているのかもしれませんね。

    コロナ禍で子育てママの孤独を解消する方法とは?

    では一体どうすれば子育てママの孤独を解消することができるのでしょうか?
    コロナ禍でも試して欲しい、孤独解消方法をご紹介します。

    パパに具体的に相談する

    まず試して欲しいのがパパとの話し合い。
    パパは最もママと子供のそばにいる身近な存在です。
    家族の一員として、子育ての問題を一緒に解決していくのはパパの役割。
    きちんと話し合う時間を設けてもらいましょう。

    ポイントは、具体的に・冷静に話をすること。
    「なんで手伝ってくれないの?」
    「なんでいつも私ばっかり…!」
    と相手を責めてしまうと、喧嘩になってしまい、余計にイライラしてしまうもの。

    「○○がつらいから、○○して欲しい」
    というように、具体的にして欲しいこと・つらくて助けて欲しいことを伝えましょう。

    オンラインの子育てサロンに参加する

    最近では、対面式の子育てサロンや育児サークルが減り、代わってオンラインで行うものが増えています。

    ビデオ通話などを通じ、複数の子育てママと出会えることで、普段感じる子育ての悩みや愚痴を話し合うことができるでしょう。
    離乳食やベビーマッサージ、ベビーサインなどのイベントを行っていることもあるので、検索してみるといいかもしれません。

    オンラインなら、自宅近くのイベントでなくても参加可能なので、興味のあるものを探してみるといいと思います。
    「悩んでいるのは自分一人じゃないんだ」と分かると、少し気持ちが軽くなるかもしれません。

    自治体のオンライン相談に申し込んでみる

    民間団体で行っている子育てサロンだけでなく、自治体が実施しているオンラインの育児相談会もあるようです。

    電話やメールよりもオンラインでつながれる安心感からか、申し込みも多いと聞きます。
    自治体によっても異なりますが、一般的には事前予約制で、相談費用そのものは無料であることがほとんどです。
    子育ての不安や孤独感を、専門家に相談することでスッキリ解消させましょう。

    ただし、オンライン通信にかかる費用は、自己負担となります。

    外出して外の空気を吸う

    この時期、小さな子供を連れて外出することは、それ自体が不安ですが、少しの時間、人の少ない場所であれば外出をして外の空気を吸うことも重要です。

    近所をお散歩したり、公園に出かけたりしてママもリフレッシュしましょう。
    周りを見ると、自分以外にも子育てに奮闘するママが見えるはず。
    友達を作ることは難しくても、「みんな頑張っているんだな」と思えれば、多少の孤独感を解消することができると思います。

    オンライン通話で家族と話す

    オンライン通話で遠方に住む家族と話すこともおすすめです。
    家族であれば、気兼ねなく相談したり愚痴を言い合ったりすることができます。

    親や親せきも、子供の元気な顔が見られて嬉しいはず。
    他愛もない会話をするだけで、意外と心が落ち着き、孤独感から解放されます。

    定期的に家族とオンライン通話をして、モヤモヤをスッキリさせましょう。

    習い事を始めてみる

    やっぱり誰かとつながりたい…という人は、習い事を始めるのもおすすめです。
    親子でできるスイミングや、ベビーヨガ、英会話など様々なものがあります。

    習い事という1つのものを通して知り合えると、ママ友が作りやすいのもメリット。
    ママ自身のリフレッシュに加えて、子供の才能を開花させるきっかけにもなるので、まさに一石二鳥ですよね。

    外出するのが不安という人は、オンラインでの習い事も増えているので探してみてはいかがでしょうか。

    思い切って仕事を始めてみる

    子育て中のママが抱える孤独は、社会とのつながりが無くなることで起こります。
    特に「ママ」でない自分が薄れていくようで怖い…と感じる人も少なくありません。

    そんな人は思い切って仕事を始めてみるのもいいでしょう。
    仕事を始めると、職場の人とコミュニケーションを取ることになるので、自然と子供以外の人との会話が生まれます。
    仕事をしている間だけでも、ママではない自分になれるので、気持ちが切り替わってストレスや孤独感から解放されるはずです。

    この時期に保育園に預けることに抵抗のある人は、在宅ワークもあるので、そちらを検討してみてもいいかもしれません。

    在宅ワークの場合、職場の人とのコミュニケーションはなかなか取りにくくなりますが、仕事をしているという事実から、「社会とつながれている」という安心が持てるはずです。

    また、仕事を通じて「ありがとう」「よくやったね」などと他者から褒められることがあれば、ママの気持ちはより一層満たされると思います。

    孤独から抜け出すためにできることから始めよう

    子育て中の孤独感は、放っておくと育児ノイローゼやうつなどの症状を引き起こしてしまいます。
    少しでも誰かと会話したり、誰かと繋がれる喜びを感じられたりすると、孤独感が和らいでいくものです。

    無理をせず、できることから始めましょう。
    子育ての孤独感というのは、子供が幼稚園や保育園に入園すると無くなっていくもの。
    これは、幼稚園や保育園でママ友ができ、先生と話す機会が増えるからだと言われています。

    そう考えると、そう長くは続かないものです。
    今がつらくても、心から笑える日が来るはず!
    孤独から抜け出して、子育てライフを楽しみましょう。


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