消防庁の調べによると、救急車が出動する件数は年間で598万2,849件(平成26年)、前年と比べると約7万件以上も増加しているそうだ。
中でも、最も多い出動は事故ではなく急病。なんと、全体の6割ほどを占めている。
しかし、この急病。果たして全て本当に救急車を呼ぶほどの緊急性はあったのであろうか。もちろん命に関わる重大な事態も多数あったと思うが、イタズラとは言わないまでも、救急車を呼ぶほどの急病でない事例も決して決して少なくないと思われる。
そこでみなさんに是非知っておいてもらいたいのが、ダイヤル119ではなく「#7119」だ。
・・「#7119」?
おそらく初めて目にした方も多いだろう。この「#7119」とは一体どんな役割があって、どんな対処をしてくれるのだろうか。
この記事に書いてあること
#7119 とは?
東京消防庁救急相談センターに繋がるダイヤルで、急病で救急車を呼んだほうがいいか迷った時の相談窓口である。
24時間年中無休で対応しており、症状によって医師や看護師、救急相談通信員へと繋がるようになっている。
出典:東京消防庁
緊急性が高ければ救急車を出動してくれるし、低ければ病院を紹介してくれる。
でも、これ東京都内からだけなので注意!
ダイヤル#7119は東京消防庁が開設しているものなので、東京都以外からは繋がらないので注意が必要。
東京都以外から相談できるダイヤルはないの?
東京都以外の場所から相談したい場合は、全国の消防本部へ連絡しよう。
このサイト(http://www.fcaj.gr.jp/link/index.html)が、全国の消防本部へとリンクを繋げてくれている非常に便利。自分の住んでいる地域のものを予め確認しておくと、いざという時に役立ちそうだ。
明らかに救急車を呼んだ方がいい場合は119へダイヤルすべきだが、救急車を呼ぶか迷うほどの症状であれば、まずは#7119への連絡をしてみるといいだろう。