地球温暖化の影響なのか、年々台風の頻度や威力が増している印象を受けます。「まあ大丈夫でしょう。」と思っているその油断が大きな事故や損害に繋がる可能性もあります。

そこでこの記事では、台風が来る前に自宅で備えておきたいことを紹介します。

”かもしれない”という気持ちが大事です。台風の予報が出たときは、予めできることを対策しておきましょう。

台風の前に自宅で備えておきたいチェックリスト

【1】風で飛ばされないものがないかチェック

家の周囲、ベランダなどに風で飛ばされないものがないかチェックしておきましょう。バケツ、植木鉢（家庭菜園含む）、子供のおもちゃ、アウトドア用品などなど、強風で飛ばされる可能性のあるものは必ず仕舞っておきましょう。仕舞うことができない物はロープなどで縛り付けてください。

また、自転車も倒れない場所へ避難しておきましょう。

【2】物干し竿を降ろしておく

物干し竿は飛ばされないように降ろしておきましょう。

【3】食料を買いだめしておく

食料は1週間分を目安に買いだめしておきましょう。停電して冷蔵庫が使えなくなることを見越しておくことも大事。インスタント食品の購入は欠かせません。

また、水道が止まる可能性あるので水はかなり大事なポイントです。その他飲料水の確保も忘れずに。

【4】車のガソリンは満タンにしておく

車での避難はもちろんのこと、台風が去った後ガソリンスタンドは大変混雑する可能性があります。最悪の場合、ガソリン供給ストップまでありえます。予め満タンにしておきましょう。

【5】ベランダの排水溝の詰まり

ベランダの排水溝が枯れ葉やゴミで詰まっていると、台風でベランダがプール状態になってしまう恐れがあります。サッシから室内に水が侵入してしまうと非常に厄介です。詰まりがない確認するとともに、予め掃除しておきましょう。

【6】側溝の詰まり

家の周囲の側溝が詰まっていないかも確認しておきましょう。こちらも枯れ葉やゴミが詰まっている可能性があります。

側溝が県や市の管理だったとしても、自分の家は自分しか守れません。人任せにせずきちんと清掃しておきましょう。近隣住民との連携も大事になってきます。

【7】サッシ・シャッターは閉めておく

少しでもサッシが空いていたら家の中は大変なことになってしまいます。シャッターが付いている窓は必ずシャッターを閉めておきましょう。石や飛来物からガラスを守る役目も果たしてくれます。

鍵の閉め忘れにも注意ですよ。

【8】給気扇・給気口は閉めておく

部屋の中に付いている給気扇・給気口は必ず閉めておきましょう。わずかな隙間から雨水が侵入してくるかもしれません。

【9】非常用品の準備

懐中電灯、電池、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、これらは絶対に欠かすことができない非常用品です。必ず揃えておきましょう。

【10】スマホの充電はフルにしておく

台風が来る前にはスマホの充電をフルにしておきましょう。災害にあってしまったとき、スマホは非常に重要な役目を果たします。情報の収集、家族の安否確認、救助要請など、スマホは命を救うアイテムです。

【11】避難場所を確認しておく

各自治体から避難命令が出た場合は、自分がどこに避難するのか確認しておきましょう。

また、避難命令を見越して予め荷造りしておくことも重要です。もしものときに慌てる必要も無くなるし、忘れ物をするリスクも減ります。

【12】各扉は施錠しておく

玄関の門、ガレージや車庫のシャッター、非常口など、あらゆる扉は施錠しておきましょう。強風で煽られると壊れてしまいます。

【13】お風呂に水を溜めておく

断水の可能性もあるため、お風呂の浴槽に水を溜めておきましょう。飲み水以外でも水は絶対に必要になってきます。

まとめ

以上、これらはひとつも欠かさず必ず確認して対策しておきましょう。万が一のことを考えて行動することが自分の身や大切な家族を守ります。

また、自分の身は守れたとしても、台風によって家の中や外にある物が壊れると、その後の修理費や対応もなかなか面倒です。

結果的に何も無かった。台風なんて大したことなかった。こう思えることが幸せなのです。何度も言いますが、決して油断せず対策しておきましょう。