【ネタバレなし】東野圭吾『沈黙のパレード』を読んだ感想!ラストに衝撃の真実が待ってる。

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    沈黙のパレード

    東野圭吾さん著書『沈黙のパレード』を読んだ感想を紹介します。

    トリックや重要な事実についてのネタバレは無いのでご安心を!!

    まだ読んでない人は是非参考にしてみてください!

    ガリレオシリーズ最新作!

    今回紹介する『沈黙のパレード』は、福山雅治さん主演でドラマ&映画化されたガリレオシリーズの最新作。今後映像化されるかわかりませんが、絶対に映画化して欲しいと願うばかり。もしかしたらされることは無いかもしれない。

    ただ、だからこそこのガリレオシリーズ最新作を文字を通すことで脳内再生されるのは読んでいて楽しい要素のひとつ。湯川をはじめ、刑事役の草薙や内海は基本的に同じ。湯川が福山雅治のあの喋り方で脳内で再現される。

    映画なら2時間で終わるところを書籍なら何時間、何十時間と脳内で映像を楽しむことができるんだから、ガリレオシリーズのファンにとっては最高のひとときだ。

    では、あらすじから紹介していきましょう。

    『沈黙のパレード』あらすじ

    繋がる2つの事件

    物語の舞台は東京・菊野市。小さな町の商店街にある「なみきや」という食堂を営む並木夫婦の娘・佐織(19歳)が突然行方不明となる。

    その3年後、静岡県の民家で焼死体となって発見された。なぜか何の関係も無い老婆の焼死体と一緒に。

    しかし、この事件を担当することになった刑事・草薙には焼死体が発見された場所に見覚えがあった。23年前に起きた少女殺害事件「本橋優奈ちゃん殺害事件」で重要な状況証拠を押収した場所だったのだ。

    このとき容疑者として挙がったのが蓮沼寛一という男。

    今回焼死体として見つかった老婆こそが蓮沼寛一の母親(正確には継母)だったのだ。

    容疑者、蓮沼寛一という男

    蓮沼寛一は「本橋優奈ちゃん殺害事件」の容疑者として逮捕されたとき、様々な状況証拠を警察に突きつけられた。しかし、黙秘を続けることでなんと無罪釈放となってしまう。それどころか賠償金まで勝ち取ってしまうのだ。

    そして、佐織殺害の容疑者となった今回も完全なる黙秘によって釈放されてしまった。

    さらに蓮沼寛一はとんでもない行動に出る。”佐織を愛した常連客”も多く居る中「なみきや」へ訪問し、並木夫妻に容疑者として疑われた賠償金を支払えと要求してきたのだ。

    並木夫妻をはじめ、佐織を愛した常連客たちの怒りを買ったのは言うまでもない。

    蓮沼寛一の死

    読んでいて蓮沼寛一を追い詰めていくのがメインなのかと思っていた矢先、新たな事件が起きた。蓮沼寛一がある狭い部屋の中で死体となって発見されたのだ。

    死因は窒息死。それなのに争った形跡やもがき苦しんだ形跡もないのだ。一体どうして・・?

    蓮沼寛一は事故で死んだのか。それとも・・。

    草薙や内海は復讐によって蓮沼寛一が殺害されたのではないかと捜査をはじめる。

    ガリレオ・湯川登場!

    蓮沼寛一が復讐によって殺害されたのではないかと捜査をはじめる草薙だが、どうしても殺害方法がわからない。

    そこでついに湯川が登場する。(厳密に言うと蓮沼寛一が死ぬ前に前に登場する。)どうやら偶然にも菊野市で研究をしているらしい。

    湯川は「なみきや」の常連客になることで様々な人と出逢い、親交を深めていく。

    そこで菊野市で毎年行われるパレードの話しを聞いた。

    キクノ・ストーリー・パレード

    菊野市では毎年、町おこしのイベントとして「キクノ・ストーリー・パレード」が行われる。

    街全体が人で埋まるほどの人気イベントで、参加者は仮装して踊ったり、制作した乗り物などを披露しながらパレードする。ここで書籍のタイトルであるパレードが登場するわけだ。

    そのパレードの当日蓮沼寛一は死んだのだ。

    暴かれるトリック

    蓮沼寛一が死んだ現場を見て、湯川は見事に窒息死のトリックに関する仮説を立てる。

    その仮説を実証するため、内海たちは様々な情報を集めていく。

    ほぼ湯川の仮説通りで間違いないと思った内海に湯川は最後のピースが埋まってないと言い出す。

    なんと23年前の本橋優奈ちゃん事件にその最後のピースがあるというのだ。

    その最後のピースとは・・?

    これまで蓮沼寛一が容疑者というだけで繋がっていた2つの事件。ある意外な人物によってさらに密接に繋がっていく。これは誰も予想できないだろう。

    復讐心を持つ者たち

    トリックが実証されていく中で、当然蓮沼寛一殺害に関する容疑者が挙がってくる。

    殺害動機も十分な並木夫妻や「なみきや」の常連客たちだ。

    主犯は誰なのか?
    発案者は誰なのか?
    トリックに使った道具を用意したのは誰なのか?
    どうやって道具を運んだのか?
    実行犯は誰なのか?

    しかし、容疑者となった彼らには全員アリバイがあった。

    殺害方法がわかってもアリバイが崩せない。あろうことか重要な証言は「わからない」「覚えていない」。まるで蓮沼寛一のような黙秘まで利用される。

    ここでようやく『沈黙のパレード』というタイトルの意味がわかった気がした。

    衝撃の展開

    湯川によって容疑者たちの計画や当日の行動が暴かれていく一方、読者はここから衝撃の展開を目にすることになる。

    ここからラストまでは止まることなく読んで欲しい。いや、むしろ止めることはできないだろう。

    蓮沼寛一の死は計画によって行われたのか?それとも計算外だったのか?

    共犯である者たち同士ですら知らない事実がそこにはあったのだ。

    たどり着いた真実

    結局、復讐心を持つ者たちのトリックや蓮沼寛一の死の真相が描かれて物語は終わりかと思いきやページが数十ページ残っていた。

    これ以上何があるのかと思いながら読んでいくと、最後にとてつもない秘密を知ることになる。

    そもそもなぜ佐織は死ぬことになったのか。どうして蓮沼寛一が佐織の死体をわざわざ母親のいる場所へ運んだのか。

    最後の最後に意外な人物によって過去が明らかになる。

    ガリレオがたどり着いた真実とは・・。

    まとめ

    『沈黙のパレード』蓮沼寛一の死から一気に物語が展開する。そして、トリックの全容が明らかになったところから衝撃の連続で読むのが本当に楽しかった。

    最後に湯川の口から「容疑者の献身」という言葉が出たときは思わずニヤけてしまいましたね。『容疑者Xの献身』に登場した親友の話しが出るんだけど、湯川の人間味を感じられたし、前作の繋がりも感じることができた。

    ガリレオシリーズをドラマ、映画で見ている人なら簡単に頭の中で文字を映像化できると思うので、普段本を読まない人にも是非おすすめしたいですね。

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