「今度のプレゼンうまくいくかなぁ」
「転職の面接緊張する……」
「次の会議って専務も出席するんだった。失敗できないぞ。」

日々こなす業務の中で緊張や不安、ストレスに晒されている人はたくさんいると思います。
普段だったらなんとも思わずできることも、いつもと違う場面に出くわすと力を発揮できないことってありますよね。
適度なストレスは仕事や勉強を進めやすいと言われています。

しかし、過度にストレスを感じてしまうと呼吸が浅くなり、脳に酸素が十分に供給されなくなってしまうのです。
そうすると、集中力が低下したり、自律神経にも影響を及ぼしたりして、動機や息切れに繋がり疲れを倍増させてしまいます。
呼吸の浅さは、体へたくさんの弊害を起こすので、普段から呼吸を意識すると良いでしょう。

浅い呼吸というのは肩や胸でしていることがほとんどです。
深く呼吸をする場合はお腹にしっかりと酸素を吸い込み、しっかりと吐き切ることが重要となります。

そこでオススメなのが丹田呼吸法です。
この呼吸法はヨガで用いられている呼吸法でもあります。
また、丹田呼吸法はリラックス効果が期待できることから、面接のプロである転職エージェントの方にも注目されています。

転職エージェントもお勧めする丹田呼吸法とは？

「丹田」はおへそから指4本ほど下にあり、多くの気が集まる場所と言われています。
なんだかすごそうですね……。
丹田呼吸法を普段から取り入れ、練習しておくことで大事な場面で効果を発揮し、緊張や不安からくるストレスを緩和することが期待できます。

＜やり方＞
あぐらや正座をして行うのが良いとされていますが、今回は日常生活にも取り入れやすいように椅子に座った状態で行う方法を紹介します。

①天井から引っ張られているイメージで背筋を伸ばします。膝を肩幅に開き足をしっかりと床につけて座る。
②両手を丹田にあてて、丹田に意識を向ける。
③お腹を膨らませながら5秒間鼻から息を吸う。
④少し前傾姿勢になって、お腹をへこませながら口から10秒間息を吐く。
⑤息を吐き切ったら、力を抜いて息を吸う。

もし5秒吸って10秒吐くことが難しければ、4秒吸って8秒吐く、3秒吸って7秒吐くから始めてみましょう。
毎日少しずつでも継続して行うことが大切です。

いつでもどこでも簡単にできる全集中リラックスの呼吸

電車の中などは、丹田呼吸法の練習にとても適しています。また、デスクワークなどの仕事をしている間も、行うことができますよ。通勤電車の中や仕事中に少し手が空いた際に行ってみてください。
「ストレスを感じた時に丹田呼吸法をする」とルーティン化することにより、自然と切替えのイメージが身についてストレスや不安を感じてしまった時も、緊張をほぐしリラックスできるようになります。

普段、意識することがあまりない呼吸。
日常生活に簡単に取り入れることができるので、「あ、今ちょっと呼吸できてないかも？」と感じた時にぜひ実践してみてください。