プラセンタの種類には植物も存在することをご存知ですか?
以前ご紹介した海洋性プラセンタと同様に、植物にも胎盤はありません。つまり、厳密に言うと植物性プラセンタもプラセンタではありません。
植物性プラセンタは、芽が出る部分の胚芽(胎座)から抽出した天然成分を使用しています。
胎座は芽を育てる為に必要な栄養がたくさん詰まっていますので、ヒトや動物でいう胎盤に近い役割を果たしています。
植物性プラセンタにも動物性プラセンタと同じようにアミノ酸やビタミン、コラーゲンなど美容に欠かせない栄養分がたくさん含まれており、主に美容液などで使用されています。
また、植物性プラセンタには下記のようなメリットがあります。
◆大豆由来のプラセンタにはイソフラボンが豊富に含まれる
(イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることで知られています。)
◆安全性が高い
(動物プラセンタのように病気や薬を気にする必要がなく、拒絶反応も気にする必要がありません。)
しかしながら、海洋性プラセンタと同様に、動物の胎盤にある胎児を育てるための成長因子がありませんので細胞を活性化させる効果はあまり期待できないかもしれません。
現在植物性プラセンタは、アロエ、クロレラ、ライ麦、トウモロコシ、カッコンなどの胎座が使用されています。製造の過程も動物性プラセンタとは大きく異なり、複数の植物から抽出した天然成分を混合して作られています。
よって化粧品に含まれる美容成分の一種だと考えた方が近いかもしれません。