日本に衝撃の感動を与えた映画『君の膵臓をたべたい』の名言・名セリフ集を紹介します。
本当は怖かった。でも怖くないフリをした。死を目の前にした山内桜良(浜辺美波)の様々な感情を読み取ることができるセリフに注目です。
また、共病文庫、最後の手紙の文章もほぼ全文をまとめてみました。涙を拭く準備をしてご覧ください!!
画像出典:公式Twitter
映画『君の膵臓をたべたい』の名言・名セリフ
山内桜良(浜辺美波)
他人に興味がないなんてもったいない。
そう思ってるからそうなるんだよ、地味なクライメイト君。
頑張って探して見つけたほうが嬉しいでしょ。宝探しみたいで。
私も君も一日の価値は一緒だよ。
君に私の残り少ない人生の手助けをさせてあげます。
君にしか話さないって決めたんだ。君はきっとただ一人、私に普通の毎日を与えてくれる人だから。
どうせいつかはみんな死ぬんだし。ほら、天国で会おうよ。
君も覚悟を決めなさい。
私が本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったらどうする?
お礼に私が死んだら私の膵臓君が食べてもいいよ。人に食べてもらうとね、魂がその人の中で生き続けるんだって。私、生きたい。大切な人たちの中で。
これはハグだよ。だからいけないことはこれから。
違う。違うよ。偶然じゃない。流されてもいない。私たちはみんな自分で選んでここに来たの。君と私が同じクラスだったのも、あの日病院に居たのも偶然じゃない。運命なんかでもない。君がしてきた選択と私がしてきた選択が私たちを会わせたの。私たちは自分の意志で出会ったんだよ。
君がみんなと話さないからだよ。みんな君をよく知らないから。もっと話せばいいのに。
私が死んだら読んでいいよ。君だけには読む権利を与えます。約束したからね。
それとっても勇気がいることだよ。みんな本当は臆病だから、こういう運に委ねるの。
誰かと心を通わせること・・かな。誰かを認める、好きになる、嫌いになる。誰かと一緒に居て、手を繋ぐ、ハグをする、すれ違う。それが生きる。自分一人じゃ生きてるってわからない。好きなのに嫌い、楽しいのに鬱陶しい。そういうまどろっこしさが、人との関わりが私が生きてるって証明だと思う。だから、こうして君と居られて良かった。君がくれる日常が私にとっての宝物なんだ。
志賀春樹(北村匠海)
君が死ぬまでに行きたいところ。どこ行きたいかの答え。
彼女の病気のこと知ってました。本当は怖くて来る勇気がありませんでした。でも、どうしても見せていただきたくて。共病文庫。
お母さん、お門違いなのはわかってるんです。でもごめんなさい。もう泣いていいですか。
志賀春樹(小栗旬)
ただ、一人迷惑な助手が居たけど。
もうすぐ死んでしまう。そんな重大な秘密をクラス一地味な同級生に知られたのに、いつもと変わらず笑ってた。
僕は誰とも関わらないことで自分の領域を守ってきたから。
甘えていたんだ。残りわずかな余命を彼女が全うできるものだと思い込んでたんだ。馬鹿だった。明日どうなるかなんて誰にもわからない。だから今この一日をこの瞬間を大切にしなきゃいけないって、そう彼女に教わったのに。
僕と友達になってもらえませんか?
共病文庫
〇〇君に秘密を知られた。焦った。けど、気にしてないふりをした。
実は前からちょっと気になってた。ずっと本と向き合ってて、まるでジーッと自分と戦っているみたい。
秘密を知っているクラスメイト君と同じ図書委員になった。気を引くためにわざと分類を間違えた。
とても悪くて、いい日だった。少しだけ一人で泣いた。今日は泣いてばかりだ。
二週間の検査入院。本当はすごく怖い、怖くて怖くてたまらない。彼の顔を見たらホッとして思わず涙がこぼれそうになったから、慌てて誤魔化して隠れた。
実は、とある二人を鉢合わせさせようとしている。仲良くなって欲しいんだけど、なかなか難しいみたい。
真夜中、彼が病院に忍び込んでくれた。勇気を出して、真実と挑戦ゲームを挑んだけど負けちゃった。どうしても彼に聞きたいことがあったのに。彼が帰って一人になって、泣いた。たくさんたくさん泣いた。1日でも長く生きられるよう、頑張ろう。
つかの間の外出許可。もう最後ってことみたい。最後に彼ともう一度旅行して、桜を見に行く約束をした。いつか恭子とも行きたかったな。でも十分幸せ。彼と一緒に居られるだけで、そう思えるだけで幸せ。
よーし、一時退院だ!今日はなんだか元気!今から会いに行くからね。
桜良からの僕への手紙(全文)
君へ
はいけい、志賀春樹くん
ようやくこれを見つけましたね。遅い遅い!
春樹。春樹って呼んでいい?前からそう呼びたかったんだ。
短い間だったけど、そばにいてくれて嬉しかったよ。ありがとう。
病院で真実と挑戦ゲームをやったあのとき、何を訊こうとしたか教えてあげる。
それはね、「どうして私の名前を呼んでくれないの?」ってこと。
どうしてなの?だって春樹、私の名前を一回も呼ばなかったでしょう。
最初からずっと、君、君、君。ひどいよ。
でもね、病院に忍び込んでくれたとき気付いたんだ。
いずれ失うって分かってる私を友達や恋人、君の中の特別な誰かにしたくないんだって。
でも私、そんな春樹に憧れてた。
誰とも関わらないで、たった一人で生きている、強い春樹に。
私は弱いから友達や家族を悲しみに巻き込んじゃう。
でもね、春樹はいつだって自分自身だった。
春樹は本当にすごいよ。
だからその勇気をみんなにも分けてあげてください。
そして誰かを好きになって、手を繋いで、ハグをして、鬱陶しくても、まどろっこしくても、たくさんの人の心を通わせて、私の分まで生きて!
私ね、春樹になりたい。春樹の中で生き続けたい。
ううん。そんなありふれた言葉じゃダメだよね。
そうだね。君は嫌がるかもしれないけど、私はやっぱり君の膵臓を食べたい。