この記事では、『社会に出て最初の壁になる「言葉遣い」』について紹介します。
ゆとり世代、さとり世代と色々な世代で呼ばれ始めている新入社員たち。
そんな事を書いている私もその一人なのですが
社会に出て一番の壁は「言葉遣い」でした。
ただ私は高校1年の時からアルバイトをしていたので、就職後に怒られる経験は少なかったです。
何故なら「クッション言葉」だけは頭に叩き込んでいたからです。
全ての敬語だったり、一気に覚えようとしても身につかないので
まずは、クッション言葉だけでも覚えて、少しずつ成長していきましょう!
この記事に書いてあること
【クッション言葉とは】
目上の方に何かを報告する時などに、単刀直入に「〇〇の件についての報告ですが」と切り込んでしまうよりも「恐れ入りますが、お時間が許すときで結構ですので、〇〇の報告がありますので、お時間いただけますか?」という聞き方の方が、相手への配慮の気持ちが分かるので、言葉を受け取った側も優しい答えを返してくれる事が多いです。
面倒くさいと思うなかれ。
言葉1つ1つの積み重ねで、自分の好感度なども変わってきます。
するとコミュニケーションがスムーズにいったり、相手の態度も変わってくるものです。
最終的に自分の返ってくると考えて、覚えてみて下さい。
【尋ねるとき】
・お差支えなければ
例文:お差支えなければ、お時間いただけますでしょうか?
NG例文:お差支えなければ明日の営業回り、私が同行します。
・お尋ねしたい事があるのですが
例文:お尋ねしたい事があるのですが、お時間いただけますでしょうか?
NG例文:お尋ねしたい事があるのですが、明日休めますか?
・お伺いしたい事が
例文:お伺いしたい事があるのですが、明日の集合時間は9時で問題なかったでしょうか?
NG例文:お伺いしたい事があるのですが、体調が悪いので帰ってもいいでしょうか?
【依頼する時】
・恐れ入りますが
例文:恐れ入りますが、明日のスケジュールの確認をさせていただけますでしょうか?
NG例文:恐れ入りますが、明日のスケジュールってこうでしたっけ?
・お手数をおかけいたしますが
例文:お手数をおかけいたしますが、お時間があるときにで結構ですので
こちらの書類を確認していただけますか?
NG例文:お手数をおかけしますが、こちらに判をください。
・ご都合がよろしければ
例文:ご都合がよろしければ、本日の15時からお時間いただけますでしょうか。
NG例文:ご都合がよろしければ、本日定時に帰らせていただけますでしょうか。
その他にも「恐縮でございますが」「ご面倒でなければ」なども使い勝手が良いですね。
【詫びるとき・断るとき】
・大変申し訳ございませんが
例文:大変申し訳ございませんが、その日時、先約が入っておりまして。
NG例文:大変申し訳ございませんが、いけません。
・お役に立てずに申し訳ございませんが
例文:お役に立てず申し訳ございませんが、伝えていただいた資料は処分されていました。
NG例文:お役に立てず申し訳ございませんが、できませんでした。
その他にも「せっかくでございますが」や「お忙しい所申し訳ございませんが…」なども使いやすいです。
まとめ
面倒そうに見えるクッション言葉ですが、相手側の方がフランクになってきたら
「もっとシンプルに言ってくれたら良いよ」とか「回りくどい言い方しなくて良いよ」と
声をかけてくれると思います。
また、今回例文では冒頭につけておりますが
相手のタイプ次第では初めに要件を述べて、その後にクッション言葉を使うのもありです。
「部長申し訳ありません!教えていただいていた資料、処分されていました…。お役に立てず申し訳ありません」など二度同じ単語が入ってしまってますが、それも必死さが出て、新入社員さんなら可愛らしいと思われる事が多いはずです。
上司の方、取引先の相手の方など、タイプは様々ですがクッション言葉を使っていて損はないものです!