いよいよ子供の夏休みも折り返し!
でも、夏休みは子供の生活リズムが崩れがち
1学期が終わってホッと一息するママもいると思いますが、ここで問題なのが、夏休み中の子供の生活リズムについて。
「明日もどうせお休みだから…」と、夜更かしさせてテレビやゲームをやらせてはいませんか?
これまで同じリズムで何ケ月も過ごしてきた子供の生活リズムが崩れてしまうと、今度はそれを正すのがとても大変になってしまいます。
子供の生活リズムを崩さず、有意義な夏休みを過ごすにはどうしたらいいのでしょうか?
この記事に書いてあること
子供の生活リズムが乱れるとどんな影響がある?
たかが「生活リズム」と思っていても、実は起きる時間・寝る時間・食事の時間がズレることは、子供にとって、非常に大きなこと。
赤ちゃんの体内時計を整えることで夜泣きがなくなるのと同じように、子供も規則正しい生活を送る方が、体調面においてもメンタル面においても安定します。
では逆に、子供の生活リズムが乱れてしまうとどんな悪影響があるのでしょうか。見ていきましょう。
朝起きられなくなる
夏休みというのは、つい遊びすぎてしまって、寝る時間がどんどん遅くなってしまうもの。
ママやパパも「明日はどうせ休みだし…」と思って、あまり口うるさく言わないこともありますよね。
しかし、夜更かしをし過ぎると、翌朝、いつも起きていた時間に起きることができなくなってしまいます。
仮に早起きさせても、目覚めが悪く、機嫌が悪かったり、朝ごはんが食べられなかったりするでしょう。
最悪の場合、夜更かしが習慣化してしまい、2学期が始まっても、スッキリと朝目覚めることができなくなるかもしれません。
また、「もうすぐ2学期が始まるから、早寝早起きをしようね」と言っても、なかなか、元に戻すことができなくなります。
疲れがとれにくくなる
これまで朝早く起きて、夜も早く寝る…という生活リズムがあった子供は、夏休みに入って、その生活リズムが乱れることで、寝ても疲れがとれなくなり、怠い・頭が痛いなど、体の不調を訴えることも出てきます。
夏は、暑いだけでも体力が奪われてしまうので、しっかりと質の良い睡眠をとることが大切なのです。
ついダラダラしてしまって宿題が進まない
夜更かしをすると、どうしても朝早くスッキリ目覚めることができませんから、脳への活動にも悪影響を及ぼします。
そのため、午前中に宿題をやってしまおう!…と思っていても、集中できず、なかなかはかどらなかったり、ダラダラしてしまい、なかなかやる気が出なかったりするでしょう。
夏休みの宿題は、計画的に進めていかないと、夏休み終盤になって大慌てすることになりっますから、最初からしっかりスケジュールを立ててやっていきたいものですね。
夏休み中の子供の生活リズムを整えるコツとは?
ではどうしたら、夏休み中の子供の生活リズムを整えることができるでしょう。
以下のポイントを参考に、今年の夏休みはしっかりと規則正しく過ごすようにしましょう。
その1、早寝早起きをする
まずは、これまで通りの時間で構わないので「早寝早起き」をすることです。
子供の体内時計というのは、朝起きて、朝日を浴びることでリセットされます。
お昼までダラダラ寝ていたり、起きてきてもリビングでゴロゴロしたりしては、生活リズムが乱れてしまいます。
たとえ夏休みであっても、基本はこれまで通りの生活リズムを維持し続けるようにしましょう。
もし、早起きをして活動的に過ごしている時に、夏の暑さから疲れて眠くなってしまう場合は、少しお昼寝の時間を設け、体を休ませるようにしてください。
ただし、お昼寝が夕方までかかってしまうと、今度は夜眠れなくなってしまうので要注意!
あまりダラダラとお昼寝タイムを設けず、時間を区切って優しく起こしてあげてくださいね。
その2、食事をしっかり摂る
夏休みは、つい夏の暑さから冷たい食べ物・飲み物ばかりを摂取してしまいます。
また、家で過ごすことも多いので、お菓子を食べ過ぎてしまう子供もいるでしょう。
その影響からか、食事がなかなか上手く摂れなくなる子も。
食生活というのは、子供にとってエネルギーの源です。
夏休みであっても、3食バランスの良い食生活を心がけ、間食のし過ぎに注意しましょう。
また、食事の時間が大幅にズレるというのもNG。
生活リズムの乱れに繋がってしまいます。
早寝早起きをすれば、自然といつものリズムで食事を摂ることができるので、「いつも通りの生活をする」ということを心がけるといいかもしれません。
その3、1日のタイムスケジュールを立てる
夏休みに入ったら、初日にまずは休み中の1日のタイムスケジュールを立てましょう。
たとえば…
6時半 起床
7時 朝食
8時 ママのお手伝い(掃除や洗濯、お花の水やりなど)
9時 勉強タイム(宿題など)
10時 読書タイム
12時 昼食
13時半 お昼寝(30分~1時間程度)
15時 おやつタイム
16時 お散歩や公園遊び
17時 帰宅
18時 夕食
19時半 お風呂
21時 就寝
上記は、あくまで一例です。
小学生低学年くらいは、あまり長く宿題の時間をとっても、集中力が持続しないこともあるので、午前中の1~2時間くらいに留めておき、そのなかで宿題や習い事の勉強、読書などをするといいでしょう。
必ずしもこのようにやらなければいけないわけではありませんが、このように子供と一緒に夏休みのスケジュールを立てることで、1日の行動をイメージしやすくなります。
子供にも、「そろそろ寝る時間だよ」と声をかけやすいので、ダラダラしすぎてしまう心配がありません。
夏休みは子供の生活リズムを整えて楽しく健康的に過ごそう
夏休みは、ダラダラ過ごしてしまうと、あっという間に過ぎていくもの。
時間を有効に使うためにも、しっかりと初日にスケジュールを立てることが大切です。
子供と一緒に立てたスケジュールは、子供がよく目にする場所に貼っておき、習慣づけるようにしましょう。
生活リズムが乱れないよう、ママやパパの声かけも重要です。
夜更かししたり、暴飲暴食をしすぎて、夏休みに体調を崩してしまわないよう、健康面にも気を付けて、楽しい夏休みを過ごしてくださいね。