子どもの中間反抗期って何?いつから?イライラしない対処法は?【イヤイヤ期とのやさしい接し方】

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    子どもの中間反抗期って何?いつから始まる?なぜ?
    子どもが成長するにつれて起こる「反抗期」。
    反抗期と聞くと、思春期をイメージする方も多いですが、実は思春期だけでなく、様々なタイミングで「反抗期」というものが訪れるのです。

    一般的によく言われるのが、1歳半~2歳頃に訪れる「第一次反抗期」。俗に「イヤイヤ期」とも呼ばれますね。

    そして、思春期に訪れるのが「第二次反抗期」。体も心もとてもデリケートな時期で、色々な意味で難しいお年頃です。

    そしてその第一次反抗期~第二次反抗期の間にやってくるのが「中間反抗期」。
    ちょうど、幼稚園の年長さんから、小学校低学年くらいの子どもが、中間反抗期の時期に当てはまります。

    これまでとても可愛らしかったわが子が、急に大人びた口調で反抗したり、ママやパパに暴言を吐いたりするようになったりと、驚かされることが多いのがこの時期です。

    疲れていると、ママやパパもついイライラして、子どもの反抗的な態度に怒ってしまうこともあるのではないでしょうか。


    中間反抗期が訪れるのはいいこと?悪いこと?

    中間反抗期が訪れている子どもと、日々接する親と言うのは、とても苦しいものですよね。
    成長の過程だとわかってはいても、反抗的な態度や生意気な口調をされると、ついカッとしてしまうでしょう。

    ときには、穏やかに過ごす周りの親子がうらやましくも思えるかもしれません。

    しかし、中間反抗期が訪れるというのは、非常に順調に成長している証。
    子どもが成長し、自分なりの意見を持ち、それを表現することができているということは、ごく自然な流れなのです。

    また、自分の気持ちを親にぶつけられる…ということは、親子の信頼関係ができている証拠でもあります。
    反抗しても必ずママが受け止めてくれる…と分かっているからこその「甘え」なのかもしれません。

    実際に毎日この時期の子どもと接しているママはつらいとは思いますが、中間反抗期が訪れることは、決して悪いことではないことを覚えておくといいかもしれませんね。

    中間反抗期の子どもへの接し方のコツは?

    ママがイライラしないために、中間反抗期の子どもへどう接したら良いのでしょうか?
    難しい時期だからこそ、しっかり向き合い、解決していきましょう。

    【子ども扱いばかりしない】

    幼稚園年長さん~小学低学年くらいの子どもは、まだまだママにとっては「幼い子ども」。
    しかし、本人からすると、徐々に自分でできることが増え、お友達の輪もどんどん増えているので、「もう赤ちゃんじゃない!」「自分でできる!」と思っているものです。

    とはいえ、そこは6~7歳児です。
    失敗することももちろんあります。

    その失敗を恐れて、ママが横から口や手を出そうとすると、「今やろうと思ったのに」「1人でできるのに」と子どもが怒ってしまう原因に。

    せっかく自立心が芽生えている時期なので、ママやパパは失敗を恐れずに、あくまで見守る姿勢を心がけるといいでしょう。

    もう子ども扱いはせず、自分の力でやれることは、信じて任せてあげることが大切です。
    もし、任せた結果、失敗してしまっても、それは責めたり叱ったりはせず、子どもにとって「良い経験」として受け入れます。

    失敗から学ぶこともたくさんあるということを、子どもに伝える良いチャンスと捉えるといいかもしれませんね。

    【子どもの話をじっくり聞く】

    子どもが反抗的な態度をとった時は、頭ごなしに叱らずに、なぜそのような態度をとったのか?理由を聞きましょう。

    ただ単に、学校で嫌なことがあってイライラしていたからかもしれませんし、ママが言ったひと言が、子どもにとって気に入らない言葉だったのかもしれません。

    理由を1つ1つ冷静に聞くことで、子ども自身のイライラした気持ちも、解消されていくでしょう。

    もし子どもが、「ママが○○って言ったのがイヤだった」と言ったときは、まずは素直に謝ります。

    そして、子どもの気持ちを受け入れ、「嫌だったのね、ごめんね。」と、意見を聞き入れましょう。
    その上で、なぜママがその言葉を言ったのか、ママはこうして欲しかったから…という気持ちも伝えます。

    こうすれば、子どもも自分のことを受け入れてくれたことで、イライラが解消され、ママの気持ちを素直に聞き入れることができるようになります。

    忙しい毎日の中で、なかなかこのような時間をとることが難しい場合もありますが、できる限り子どもの声に耳を傾けてあげることが大切ですよ。


    【声かけは命令口調ではなくお願い口調で】

    朝の時間など、忙しいときは「ちゃんと歯みがきしたの?」「早く着替えなさい」など、ついキツイ口調で声をかけてしまいますよね。

    しかし、中間反抗期の子どもの場合、このような命令口調で言われると、自尊心が傷ついてしまうため、逆に「やる気」を失ってしまいます。

    なるべく「早く着替えてくれるとママも助かるよ」「ママも洗面所使いたいから、早く歯みがきをしてくれると嬉しいな」など、お願い口調で言ってみましょう。

    こうすることで、無駄に子どもが反抗的な態度をとって、ママがイライラしてしまうことを防ぐことができますよ。

    中間反抗期の子どもへ「突き放し」はNG

    なるべく上手に接しようと思っていても、つい反抗的な態度をとられるとイライラして「勝手にしなさい!」「いい加減にしなさい!」と突き放すような態度をとってしまいがち。

    ですが、中間反抗期の子どもは、本当にママが嫌で反抗的な態度をとっているわけではなく、ただイライラしている気持ちをぶつけているだけですから、突き放してしまうのは好ましくありません。

    どうしても親子ですから、主従関係のようなものができてしまい、子どもに反抗されるとイライラしてしまいますよね。
    もちろん、ママやパパも人間ですから、それは当然のことです。

    しかし、この時期の子どもの想いを、突き放さずに受け止め、理解する姿勢をとることが、これからの親子関係にも影響してきます。

    ついカッとなった時は、深く息を吸い、心の中で10秒カウントしましょう。
    一度冷静になることで、子どもとしっかり向き合うことができますよ。

    中間反抗期の子どもと正しく向き合って親子の絆を深めよう

    心も体もどんどん大きくなるわが子。
    つい最近まで、可愛い赤ちゃんだったのに、もう自分の気持ちをぶつけてくるようになるなんて、なんだかビックリしてしまいますよね。

    しかし、中間反抗期が訪れることそのものは、決して悪いことではありません。
    「私の育て方がいけなかったのか?」などと悲観するのではなく、しっかりこの時期の子どもの成長を見守り、理解する姿勢を持つようにしましょう。

    大丈夫です。
    この時期の子どもは、どんなに反抗的な態度をとっても、ママやパパが大好き!
    今の時期をむしろ逆手にとって、親子の絆を深めるチャンスと捉えていきましょう。



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