子供を褒めるって難しい…
毎日子供と向き合っているママ。
わが子のことは大好きだし、大切だと思っているのに、なぜかいつもイライラして怒ってばかり…。
ダメだと分かっているのに、やってしまう…。
そんなこと、ありませんか?
怒るのは簡単なのに、子供を褒めるのが難しいと感じるママは多いものです。
「褒めてあげたいけど、なんだか照れ臭くて言えない」
「どんな言葉で褒めてあげたらいいかわからない」
「褒めようと思うけど、ついダメなところばかり目が行ってしまう」
など、褒めたい!何とか今の状況を変えたい!と思っていても、そう簡単にはいかないことが多いようです。
しかし、子供はやっぱりママからの褒め言葉が一番嬉しいもの。
褒め上手なママになるために、どのような言葉をかけてあげたらいいでしょうか。
そこで今回は、これだけは子供に言って欲しい褒め言葉についてご紹介します。
褒め上手なママになると子供に良い影響が!
人は、意外と自分以外の誰かを褒めるのが苦手なもの。
でも、自分に置き換えてみたら、やっぱり誰かから褒められたいものですよね。
この記事に書いてあること
ママが子供にかける褒め言葉は、まさに魔法の言葉。
一番大好きなママから褒められると、素直に子供は喜びます。
褒め上手なママになると、子供にどんな良い影響があるのでしょうか?
①子供のやる気がアップする
やっぱりママから褒められると、子供は嬉しくて「また頑張ろう!」「もっと褒められたい」と思うようになります。
「もっと」…という気持ちがあれば、子供は何事に対しても向上心を持ち、やる気がアップします。
逆に「できて当たり前よ」くらいに言われてしまうと、やる気も失せ、「どうせ頑張っても無駄」と思うようになってしまうんです。
子供が一生懸命取り組んだことには、たくさん褒めてあげましょう。
②子供の自己肯定感が高くなる
自己肯定感とは、自分の力を認め、自分の存在意義を肯定し、自分自身に満足すること。
自己肯定感が高い子供は、何事にも積極的に取り組み、壁にぶつかった時も、また立ち上がろうとする力を持っています。
また、他人のことも尊重できるので、円滑なコミュニケーションをとることができるでしょう。
この自己肯定感が高い・低いは、将来、子供が大人になった時に大きく影響してきます。
社会に出て、困った時・くじけそうになった時、どれだけ自分の力で進んでいけるか?ということにも関わってくることです。
子供のうちから、ママがたくさん褒めて、「あなたとても素晴らしい子」「あなたのことが大好きよ」と伝えることが大切です。
③親子の絆が深まる
ママがいつも自分を認めてくれると分かっていると、自然とママとの信頼関係を築いていけます。
何があってもママがいる…という安心感は、何にも代えがたいものです。
普段から、子供を認め、褒めてあげることで、しっかりと親子の絆を深めていけますよ。
④子供の自主性が育まれる
ママがいつも自分を褒め、認めてくれるということは、子供の力になります。
子供が自分に自信を持つことができるので、何事も自主的に取り組むようになります。
お手伝いを進んでやってくれたり、自分のことを自分でやろうとしてくれたり…。
こうすることで、またママに「ありがとう」「すごいね」と褒めてもらえるとわかるので、どんなことにも自主的に動くようになるでしょう。
ママも「〇〇しなさいよ」と口うるさく言わなくなるので、より良い関係が築けますね。
子供を褒める時に使える10の言葉
子供を褒める言葉は色々ありますが、今回は、これだけはおさえておきたい言葉を10個、ご紹介します。
①「大丈夫!あなたならできる!」
子供が何かにチャレンジしようとするとき、不安でたまらない…という時に「大丈夫!あなたならできるよ」と声をかけてあげましょう。
ここには、
・大丈夫だから自信を持って
・あなたができることを、ママは知っているのよ
…という気持ちが込められています。
ママの言葉で安心し、「やってみよう」と思ってくれたら嬉しいですね。
②「今日も1日がんばったね」
学校や幼稚園から帰ってきたら、「今日も1日がんばったね」とギュッと抱きしめてあげましょう。
また、夜寝る前に言ってあげるのもいいですね。
「がんばったね」はとても魅力的な言葉。
大人だって、いつも頑張っているのに誰からも認めてもらえなければつらいですよね。
子供も同じこと。
子供の今日の頑張りを褒めてあげてください。
③「いつもありがとう。あなたのおかげでママは助かってるよ」
お手伝いをしてくれたり、お部屋のお片付けをしてくれたりしたら、ぜひこの言葉をかけてあげましょう。
「ママは助かってるよ」という言葉を加えるのがポイント!
自分が役に立っていると思えば、子供はとても嬉しいものです。
④「ママは知ってるよ。○○ちゃんは毎日頑張ってるもんね」
頑張っているのに、なかなかうまくいかないとき、頑張っているそのプロセスを認めて褒めてあげましょう。
どうしても“結果”だけに目が行きがちですが、結果だけでなく、その過程を褒めることが大事です。
一生懸命やっても報われないことはありますが、一生懸命努力していることを誰かが認めてくれたら、その頑張りが無駄ではなかったな…と思えるものですよね。
子供だってきっと、良い結果が出ない時は苦しいはず。
「なんでできないの!」とイライラしてしまう気持ちをグッと抑えて、「毎日頑張ってるもんね。」という言葉をかけてあげてください。
⑤「すごい!前よりすごく良くなってるね!」
褒めるときは、他人と比較せず、前回の子供の様子と比較するのがポイントです。
そして、心から「すごい!」と喜んであげましょう。
⑥「ママはいつでもあなたの味方だから大丈夫よ」
どんなときもママは自分の味方でいてくれると分かれば、その安心感から子供は何だって頑張れます。
チャレンジ精神も旺盛になり、何事にも積極的になってくれますよ。
⑦「あなたの○○なところが素敵だよね」
シンプルですが、言葉にして子供の良いところを褒めてあげることも必要です。
日ごろから怒られてばかりいると、子供は「自分はダメな子なんだ」と思うようになります。
自分に自信を持ってもらうためにも、普段から良いところは具体的に伝えてあげてください。
⑧「生まれてきてくれてありがとう!大好き!」
普段はイライラしたり、親子喧嘩をしたりしてなかなか言えないこともあるかもしれませんが、ママの心からの言葉ですよね。
「生まれてきてくれてありがとう」
まるごとわが子のことを愛しているという気持ちが伝わるはずです。
ギュッと抱きしめてあげて言ってあげましょう。
⑨「やったー!すごい!ママも嬉しいよ」
嬉しいことがあったら、ママも一緒になって喜びましょう。
人は、喜怒哀楽の感情を誰かと共有できると安心します。
ただ単に「すごい」というよりも、「ママも嬉しい」と加えてあげることがポイントですよ。
⑩「大丈夫。次頑張ろう!ママも一緒に考えるから」
子供が何かにくじけそうになった時は、「大丈夫」と安心させ、「一緒に」ママも考えるから…と伝えてあげましょう。
1人じゃないんだよ…という気持ちを子供に分かってもらうことが大事。
困ったときも、つらいときも一緒に乗り越えようという気持ちを伝えてくださいね。
褒め上手なママになって子供との絆を深めよう
褒め言葉というのは難しいですが、シンプルに「自分が言われたら嬉しい言葉」と考えると、簡単に思いつくかもしれません。
褒める時にどのような言葉をかければいいか分からないというママは、今回ご紹介した10の言葉を参考にわが子をいっぱい褒めてあげてください。