子供は1歳~2歳頃になってくると、スプーンやフォークが上手に使えるようになって一人でご飯が食べられるようになってきます。
一口ずつ毎回「あーん」をする必要がなくなるので、親としては一つ手間が省けて助かるんですが、今度は大人のマネをして箸を使いたがります。手の届くところに箸があれば必ず手を伸ばして、箸で食べようとします。
この行動に対して、「箸はダメ!!」と叱って取り上げてしまうママ・パパもいるのではないでしょうか。
この歳で箸が使えるわけがないし、テーブルや洋服は汚れてしまう。ちょっと危ない気もする。叱りたくなる気持ちはわかります。
ですが、ここで「箸=使ってはダメ」という単純行動で叱るのはどうでしょうか。そんな悩めるママのために、食事中に箸を使いたがる子供への対応方法を紹介します。
この記事に書いてあること
食事は楽しいものだと思わせる
「箸はダメ。」と取り上げれば、子供はもっと箸を使いたくなります。泣きます。スプーンやフォークを渡しても投げます。
ママはイライラが溜まります。子供は食べてくれなくなります。とんでもない悪循環です。
食事というのは本来楽しいと思うものです。今日のご飯は何かなとワクワクするものです。(子供は気分屋さんなので、そうじゃない時もありますが。)
「あれはダメ、これはダメ。」「こうして食べなさい。これを食べなさい。」ばかりでは、食事が楽しいはずもありません。食事が楽しくないと感じると、食べてくれなくなります。食べ物の好き嫌いにも繋がってきます。
隣で優しく見守ってあげる
親の立場として必要なことは「箸を使ってはダメ。」と制限するのではなく、横で危険な使い方にならないように見守ってあげることです。
振り回したり、テーブルを突付いたり、投げたり。ここで初めて「危ないから振り回したらダメだよ。」「投げたらいけないよ。」と叱りましょう。
「箸が危ない・ダメ」ではなく、「箸をこうやって使ったら危ない・ダメ」を理解させてあげることが大事です。
勝手にスプーンかフォークに持ち替える
食事がスムーズにいかなくなるので、忙しいママからすればスプーンやフォークで食べて欲しいところですが、そもそも箸が使いにくいことは使っていれば子供自身が実感できることです。
思うように食べることができなければ、その内勝手にスプーンやフォークに持ち替えます。それまで自由にしてあげましょう。
色々とやることが溜まっていて急かしたくなる気持ちも大いにわかりますが、食事中くらいは自分も休憩するつもりで子供と楽しく食事をしましょう!
そのくらいの余裕がないと、結局は辛くなるのはママ自身です。
いずれは箸の練習が必要になる
大人になるに連れて、結局は箸の練習をしなければならない時期がやってきます。取り上げるどころか、むしろ「箸で食べなさい。」という時期がやってきます。
今は箸を使わせるべき時期じゃなくても、興味を持ってくれている今だからこそ使い方の感覚を学ばせておくのも良いのではないでしょうか。
箸を使う年齢じゃないから、危ないから箸はダメという先入観で接するのではなく、「成長してるんだな。」という親心で子供との食事を楽しみましょう。
オススメの練習用箸
もし本格的に箸を練習するようになったら、こちらの箸がおすすめ。