非協力的なパパを理想の「イクメン」に育てる5つのコツ

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    家事と育児はパパの協力が不可欠!
    子供が生まれると、女性は家事に育児に大忙し。
    これに加えて、育休明けに仕事復帰をするママは、朝から晩まで働きっぱなしになりますよね。

    家のこと、子供のこと、仕事のこと…と、常に頭の中がフル稼働。
    時には疲れやストレスでパンクすることもあるでしょう。

    しかし、家事も育児も、ママだけが担うべきことなのでしょうか?
    いえ、違いますよね。

    子供も家のことも、夫婦で考えるべきこと。
    ママばかりが負担になるのではなく、パパも協力することが絶対に必要です。

    ママが頑張り過ぎて体調を崩してしまう前に、パパをイクメンに育てることを考えましょう。
    そこで今回は、いつも非協力的なパパを理想のイクメンに育てるコツについてご紹介します。

    現実は「なんちゃってイクメン」が多い!
    「イクメン」という言葉が、いつからかすっかり定着したように思えますが、現実は「なんちゃってイクメン」ばかり…。

    なんちゃってイクメンとは、パパ自身は「頑張ってやっているつもり」のこと。

    「俺はちゃんとおむつ替えを手伝っている」
    「休みの日は赤ちゃんをお風呂に入れてあげている」

    …などと、完全に“お手伝い”感覚になっていたり、週に1度の休みにおむつ替えを1~2度しただけで「俺はやっている!」と胸を張ってしまったりするようなパパのこと。

    「俺はやっている!」
    「いや、そんなのやったうちに入らない!」
    …というママとパパとの感覚のズレが、産後の夫婦の絆をどんどん壊してしまう原因にもなります。

    なぜパパは家事育児から遠ざかってしまうのか?
    女性も働くことが当たり前になった時代。
    それなのに、なぜ女性にばかり、育児と家事の負担が偏ってしまうのでしょうか?

    それは、日本の古くからの考え方が根強く残っているからだと思います。

    「女性は家を守るもの」
    「男性は外で働くもの」

    …というように、知らず知らずのうちに私たちも、その固定観念がしっかり植え付けられているからです。

    そのため、パパは何の悪気もなく、家事や育児をママに任せていることが多いのです。

    日本はこのような昔からの考え方が根強い影響で、欧米に比べて夫婦で行う家事育児の分担割合が、非常に偏っていると言います。

    しかし、男性が育休取得をすることが徐々に認められてきている時代です。
    これからもっと、ママもパパも無理なく、家事育児に積極的に参加できる世の中になるといいですね。

    非協力的なパパを本物のイクメンに育てるコツ

    日本の古くからの考えが根強いとはいえ、時代の変化を待っているわけにはいきません。
    今、子育て真っただ中で、大変なママたちにとっては、パパを本物のイクメンにするのが急務。

    一体どうすれば、いつも非協力的なパパをイクメンに育てることができるでしょう。

    その①とにかく任せる!任せたら文句を言わず「褒める」

    パパが家事や育児に非協力的になってしまうのは、物理的に仕事で帰りが遅いから…ということもありますが、そもそも「不慣れだから」という理由が圧倒的。

    慣れないからという理由だけで、家事や育児をママにばかり任せていたのでは、いつまで経っても、できるようにはなりません。

    たとえ上手くできなくても、まずパパに色々なことをやってもらうことが大切です。
    そして、その仕事を任せたら、どんなに出来が悪くても文句は言わないようにしましょう。

    せっかく不慣れながらも頑張ってくれたのです。

    「私の方が上手いわ」
    「私の方が効率よくできるわ」
    などと思わずに、やってくれたことを褒めてあげましょう。

    褒められれば、嬉しいので「またやってみよう!」「次はもっと頑張ろう」と思うようになるはずですよ。

    その②お願いごとは具体的に!

    ママが家事や育児をしている時、「パパはなんて気が利かないんだろう」と思ったことはありませんか?

    「見ればわかるじゃん!」
    「言われなくてもやってよ!」

    …と言いたくなることばかりだと思いますが、実は男性というのは、女性ほど細かいことに気が付きにくいもの。

    その人の性格にもよりますが、本当に言われなければ全く気が付かない…という人もいるのです。

    パパにやって欲しいことは、具体的に伝えることで、「見ればわかるじゃん」というストレスを減らすことができますよ。

    その③物理的に子供とパパの2人だけの時間を作る

    ママは、お腹のなかで、赤ちゃんの命を育むことで徐々にお母さんになっていきますが、パパは生まれてきた赤ちゃんを見て、少しずつお父さんになっていくもの。

    つまり、赤ちゃんが生まれてまだ数ヶ月…と言う時点では、意外にも「パパ」の自覚が芽生えていない人は多いのです。

    それは、触れ合う機会が少なければ少ないほど、自覚が芽生えにくいもの。
    つまり、イクメンに育てたいのであれば、どんどんパパと子供が触れ合う機会を作ってあげればいいのです。

    最初は少し不安ですが、回数を重ねるごとにパパも、パパなりに子供のお世話を頑張ってくれます。
    パパと子供の2人きりの時間を作ることができれば、ママの負担をグッと減らすことができるでしょう。
    時にはショッピングやマッサージなど、一人の時間を過ごすことで、育児や家事のストレスを解消することができるかもしれませんね。

    その④感謝の気持ちを伝える

    パパが、家事や育児を頑張ってくれた時は、感謝の気持ちや労いの言葉をかけるようにしましょう。

    もし万が一、ママにとって「これはちょっと次回から直して欲しい」ということがあった場合は、褒めて感謝の気持ちを伝えたうえで、「もっとこうして貰うと助かるわ」…と伝えるようにします。

    こうすることで、パパも前向きに取り組んでくれるようになるでしょう。
    決して、悪口を言ったり、責めたりしてはいけませんよ。

    その⑤どんな時もパパを巻き込む

    女性と言うのは、脳のメカニズムからして、同時に色々なことを考え、取り組むことが可能です。

    一方、男性というのは、1つのことをやり出したら、それ以外はあまり見えないもの。
    つまり、女性に比べて男性の方が不器用なんですね。

    ひょっとすると、パパは、ママが家事や育児に疲れていることにも気づかないかもしれません。
    上手くいっているからお任せして大丈夫!と思われているかもしれませんよ。

    すると、どんどんパパの存在は蚊帳の外に…。
    これではなかなか、パパ自身が「パパである」という自覚を持つことができませんね。

    器用に何でもこなせてしまうママであっても、なるべく育児や家事の参加をパパに促すようにしましょう。

    どんな時でもパパを巻き込み、積極的に参加してもらえる環境をつくることが肝心です。

    理想のイクメン育てはママが妊娠中から始めよう

    先にも述べたように、パパは「パパになる」という自覚が芽生えにくいものです。
    本当に理想のイクメンに育てたいのであれば、ママが妊娠中から、パパに少しずつ育児や家事についてのノウハウを教えていきましょう。

    一緒に家事をやってもいいですし、母子学級に夫婦で参加してもいいでしょう。
    パパを理想のイクメンに育てることができれば、ママの心と体も安定しやすいものです。

    家事も育児も、大変ことは夫婦で協力し合う姿勢を、忘れないようにしましょう。


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