27歳の若さでこの世を去った天才ジャズシンガーの映画『AMY(エイミー)』が遂に日本公開!
ということで早速見に行ってみましたよ!!!
エイミーワインハウスは、1983年9月14日にイギリスで生まれました。
幼いころから天才的な歌の才能を秘めていたエイミーは16歳でアイランドレコードと契約、2003年19歳でリリースした『フランク』でイギリスで67万枚を超えるヒットをたたき上げます。
2006年のアルバム『バック・トゥ・ブラック』も高い評価を受け、今度は全英で1位、全米で7位、という偉業をなし遂げセレブへの道を一気に駆け上がります!
もともと家庭環境から過食症なんかを繰り返していたエイミー。
この頃からアルコール依存症で緊急搬送されるなどのスキャンダルが目立ち、キャリアは停滞してしまうんですね。
しかし、周囲の助けもあって復活した後がすごかった!
2008年第50回グラミー賞で、「最優秀楽曲賞」「最優秀レコード賞」「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップ・アルバム」「最優秀女性・ポップ・パフォーマンス」の5部門を受賞し、翌年2007年までアルバムの売り上げは伸び続け、『バック・トゥ・ブラック』は全米で最も売れたアルバムとなりました。
2007年に以前から交際していたミュージック・ビデオの撮影アシスタントの4歳年上のブレイク・フィールダー・シビルと結婚するのですが、この男がダメ男過ぎる!!
エイミーは彼に溺愛、依存してましたが完全なヒモ夫でおまけに薬物中毒!!
彼がエイミーを薬の世界に誘います。
エイミーの死後も、彼がエイミーのお墓を訪れるドキュメンタリー番組なんかも英国では録られているみたいですが、それもギャラをもらってるなんてバッシングされています。
美しいほど儚い
自分の楽曲へのこだわりや、実生活を痛いほど赤裸々に描いた歌詞はエイミーにしか歌えない本物の音楽。
「音楽の為なら死ねる」とまで音楽にまじめだった彼女の姿がとっても真っ直ぐで清くて印象的でした。
音楽人生の成功を手に入れる反面、ただ「歌っていたい」いうことだけが願いだったエイミー。
有名になっていくことへの怖さや不安が彼女を追い詰める様子が、見ている私たちにも重く圧し掛かります。
歌っているときのイキイキした表情と、プライベートのエイミーのギャップが不自然なほど。
好きなことで生きるとは何か?
愛とは何か?
人生とは何か?
深く考えさせられる作品でした!
ぜひエイミー・ワインハウスを知っている人も、知らない人でも充分楽しめる内容だと思います。
2016/7/16より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿他、全国ロードショーです!