なかなか寝付けない!そんな時はパジャマを見直してみて
暑い季節になると、寝苦しくてなかなか眠れなかったり、眠りが浅くて夜間に何度も起きてしまったりしますよね。
ほかにも、現代人は様々なストレスと日々戦っていて、不安や悩みで寝付きが悪くなることもあるでしょう。
そんな時は、パジャマを見直してみるのも1つ。
寝る時にパジャマを着ないという人も多いですが、パジャマは意外にも重要な役割を持っているんですよ。
そこで今回は、パジャマの重要性から安眠促進に効果的なパジャマ選びについてご紹介します。
この記事に書いてあること
寝る時にパジャマを着た方が良い理由
最近では、パジャマを着て寝るよりもスウェットなどのルームウェアを着て寝る人が増えていますよね。
しかし、パジャマにはパジャマの重要な役割があるんです。
それは「睡眠スイッチ」をオンにするという役割。
仕事に行く時に、スーツやジャケットを着てメイクをして出かけると、自然と仕事スイッチがオンになりますよね。
「さぁ今日も一日頑張るぞ」という気持ちになると思います。
それと同じように、寝る前にパジャマに着替えるその行動こそが、自然と睡眠スイッチをオンにしてくれるのです。
パジャマに着替えることで、脳が「もう寝る時間だよ」と認識し、心と体の準備を始めてくれます。
これを入眠儀式ということもありますが、大人だけでなく赤ちゃんにも有効な方法なんです。
オンとオフの気持ちの切り替えがなかなかできず、寝付きがよくないという人は、パジャマに着替えて寝る習慣をつけるといいでしょう。
パジャマと安眠の関係性
パジャマには、睡眠スイッチをオンにする役割だけでなく、安眠効果もあります。
パジャマを着て寝るとなぜ、心地よく眠ることができるのでしょうか?
パジャマを着ると寝返りが打ちやすいから
パジャマは、普段着る洋服よりも少しゆとりのあるサイズ感ですよね。
体にフィットしすぎない絶妙なサイズ感のパジャマは、寝返りが打ちやすく、快適に眠ることができるんです。
人は一晩中同じ姿勢でいるよりも、頻繁に寝返りを打って姿勢を変えたほうが、体への負担が少ないと言います。
寝返りが打ちやすいパジャマで寝た方が、体の疲れもとれやすいということですね。
パジャマは締め付け感が少ないから
パジャマと言うのは、寝る時専用の服なので、ルームウェアと違って締め付け感の少ないつくりになっています。
寝ている間に衣服によって体が締め付けられると、血流が悪くなったり、不快感で熟睡できなかったりすることも。
もちろん暑い夏の時期は、体温調整がしにくくなり、熱がこもって過剰に汗をかいてしまう原因にもなります。
締め付け感の少ないパジャマを着て寝た方が、睡眠の質を向上させることができるんですよ。
パジャマは通気性に優れているから
パジャマの素材は、ほとんどが通気性に優れています。
そのため、寝汗をかいたとしても熱がこもりにくく、いつも快適な状態で眠ることができるんです。
夏に寝汗をかいて、夜中に起きてしまう…なんてことも防ぐことができるでしょう。
パジャマは吸湿性に優れているから
パジャマは、通気性だけでなく吸湿性にも優れています。
寝汗をかいて、肌がべたついてしまったり、服が汗でびっしょり濡れて不快になったりすることもありません。
たとえ汗をかいても、吸湿性・通気性に優れいるため、すぐにサラッと乾いて心地よい眠りにつくことができます。
こだわりのパジャマの選び方
パジャマを着るだけで、今よりきっと睡眠の質が上がるはず!
これまでルームウェアで寝ていたという人は、この機会にぜひパジャマを購入してみましょう。
より快適に眠りにつくためには、どんなパジャマが良いのか、選び方を見ていきましょう。
①素材で選ぶ
前述したとおり、基本的にパジャマは吸湿性や通気性に優れた素材がつかわれています。
これに加えて着心地の良さ・肌触りの良さというのもパジャマの素材選びにおいて重要なポイント。
素材ごとにそれぞれ特徴があるので、好みのタイプを選ぶといいでしょう。
◎綿…吸湿・吸水性に優れ、1年中快適に眠れる素材。肌触りも柔らかいため、誰にも好まれる素材です。
◎シルク…つるっと光沢のあるシルクもパジャマでよく使われます。高級感もあり、柔らかい肌触りが人気です。
◎麻…耐久性の高い天然由来の繊維。速乾性にも優れているため、夏の時期のパジャマとしておすすめです。
②サイズで選ぶ
パジャマを選ぶ際は、ややゆとりのあるサイズを選びましょう。
もともと締め付け感の少ないつくりが特徴のパジャマですが、そうは言っても体にフィットするサイズ感のものは、やはり着心地が悪いもの。
寝返りが打ちやすいよう、着丈や袖丈の長さをチェックし、体に合ったサイズのパジャマを選びましょう。
③デザインで選ぶ
近年、女性を中心におしゃれなデザインのパジャマが多くなってきましたよね。
お家で過ごす時間が長いからこそ、ルームウェアからパジャマ。パジャマからルームウェア…というように、メリハリをつけて過ごすことも必要です。
色柄など、お気に入りのデザインのパジャマを選べば、毎日着るのが楽しくなりそうです。
いい夢が見られるかもしれませんね。
④耐久性で選ぶ
パジャマは、夜間に汗をかいて汚れやすいもの。
常に清潔なパジャマで寝ないと、敏感肌の人は、肌トラブルを起こす原因にもなってしまいます。
度重なる洗濯に耐えられる素材であるか、また、自宅で手軽に洗える素材であるかなども重要なポイントです。
洗濯してもヨレたり生地が傷みにくい素材を選ぶといいかもしれませんね。
お気に入りのパジャマで快適な睡眠を!
パジャマには、部屋着とは異なる重要な役割があることが分かりましたよね。
最近なんだか寝ても疲れがとれない…
寝付きが悪い…
夜間に頻繁に起きる…
なんてお悩みをお持ちの方は、今回ご紹介した選び方を参考に、パジャマを着て寝てみてはいかがでしょうか。
加えて、寝具や寝る部屋の環境を見直すことも忘れないでくださいね。
日々の疲れをとる睡眠は、私たちにとって大切なこと。
免疫力向上にもつながるので、ぜひお気に入りのパジャマを着て、毎日の睡眠をもっと快適なものにしてください。