現代人は目が疲れている!
私たちにとって、今やパソコンやスマートフォンを使うのはごく当たり前の生活ですよね。
仕事だけでなく、プライベートでもこれらの機器を使ってメールをしたり、SNSをチェックしたり、動画を観たりするでしょう。
一見、とても便利なパソコンやスマートフォンですが、これらに依存した生活を送っていることで、知らず知らずのうちに目を酷使してしまっているんです。
そこで今回は、疲れた目を癒すためにできる対処法についてご紹介します。
この記事に書いてあること
目が疲れる原因とは?
主に目が疲れる原因は3つあります。
原因1. ドライアイ
長時間、スマートフォンやパソコンを使用することで、知らぬ間にまばたきの回数が減って、ドライアイになってはいませんか?
ドライアイになると、目の潤いがなくなり、目が疲れやすい状態になってしまいます。
原因2. ブルーライト
よく耳にすることの多い「ブルーライト」。
ブルーライトとは、パソコンやスマートフォンから発せられる光のことで、紫外線の次ぎに強い光を放っていると言われています。
これを長時間見続けることにより、目に負担がかかってしまい、疲れ目を引き起こします。
原因3. 睡眠不足
睡眠不足も疲れ目の1つの要因です。
夜寝る前に、スマートフォンやパソコンのメールやSNSをチェックしたり、タブレットで読書をしたりしていませんか?
寝る前にブルーライトを浴びることで、寝付きが悪くなったり、脳が休まらずに熟睡できなかったりするそうです。
これにより、睡眠不足が引き起こされ、十分に休むことができなかった目の疲れが蓄積されてしまうことがあります。
目が疲れているサインは?
目が疲れているときは、下記のようなサインが現れます。
疲れていることを自覚し、ときにはデジタルデトックスをして、目を休めてあげてくださいね。
【疲れ目のサイン】
・目がかすむ
・目が乾く
・目の奥が痛い
・目を開けているのがつらい
・物が見えにくい
・まぶたが痙攣する
など。
これらの症状が見られたら、目が疲れているサインかもしれませんよ。
目が疲れていると起こる体の不調は?
目が疲れている…と言っても、軽んじてはいけません。
放っておくと、様々な健康被害を引き起こす危険もあります。
たとえば、
・頭痛
・肩こり
・腰痛
・吐き気
・不眠
・イライラ
・ドライアイ
・視力の低下
・目のかすみ
など。
目の疲れを適度に癒し、症状が悪化しないように注意しましょう。
目の疲れに効く対処法
では目が疲れたな…と感じたら、どのようにして対処すれば良いのでしょうか?
ここでは、目の疲れに効果的な対処法についてご紹介します。
目の血行を良くして疲れをとる「温パック」
目が疲れているときは目を温めると、目の周りの血行が良くなって疲れをとることができます。
目の疲れをとる専用のアイマスクも販売されているので、そちらを使っても良いですが、タオルをお湯につけて固く絞り、ホットタオルを使ってアイマスクを作ってもいいですよ。
お風呂に入ったときに、首と目にホットタオルをすると、よりリラックスすることができるでしょう。
じんわりと温まるのを感じられるので、気持ちもふーっと緊張が抜けたような気がしますよね。
目薬を使って休ませる
疲れ目専用の目薬を使うのもおすすめです。
疲れ目用の目薬には、目の疲労回復に効果があるビタミンB12が含まれています。
ちょっと目が疲れてきたなと感じたら、目薬を使い、目を閉じてゆっくりと栄養成分が目に行きわたるようなイメージで休ませましょう。
ドライアイの方はドライアイ専用の潤い成分が豊富なものを。
また、パソコンやスマートフォンに触れる機会が多い方は、ブルーライトによる疲れに効く目薬を使うなど、用途によって使い分けるのもおすすめですよ。
目のストレッチをする
目のストレッチをして、眼筋を鍛えるのもおすすめです。
目のピントが合いにくいという人に特に効果的ですよ。
1日2~3回行うと、とてもスッキリすると思います。
~やり方~
①目玉を上→下、上→下と上下に動かす
②目玉を右→左、右→左と左右に動かす
③目玉をグルグルと2~3周動かす
④片目ずつウィンクする要領で、交互に目をつむる(10回くらい)
⑤両眼を開いて閉じて、開いて閉じてを繰り返す(5回くらい)
目の周りをマッサージ
目の周りをマッサージするのもおすすめです。
目元をホットタオルなどで温めてからやると、より血行が良くなって、凝り固まった目の周りの筋肉をほぐすことができるでしょう。
~やり方~
①目を閉じたまま、両手の指3本(人差し指、中指、薬指)を使い、まぶたのくぼみに当てるようなイメージで優しく押す(5回くらい)
②そのまま、眉尻に沿うようにして目の周りを優しく3本の指で押しながら、ゆっくり一周する(これを5~6回繰り返す)
③こめかみを人差し指で押して回す(10回くらい)
※くれぐれも、強い力で押さないように気を付けましょう。
普段からできる目の疲れ予防策
最後に普段から目の疲れを予防するためにできることについてご紹介します。
PCやスマホの画面の明るさを調節する
パソコンやスマートフォンを操作する人は、画面の明るさを調節することも目の疲れを予防するのに大切なことです。
暗い場所で画面から発せられる明るい光を見てしまうと、目はとても疲れしまいます。
なるべく、周囲との明るさに「差」がないように調節するようにしましょう。
明るすぎる光は、目に負担がかかってしまうので、画面の明るさは、見る場所の環境によって随時調節するといいですね。
ブルーライトカット眼鏡を使う
ブルーライトをカットする特殊な眼鏡を使うのもおすすめ。
眼鏡が面倒という人は、画面に貼るフィルムもあります。
また、スマートフォンであれば、ブルーライトカットができるアプリや設定によってブルーライトを抑えられるものもあるようです。
上手に活用し、なるべく目の負担を減らしていきましょう。
遠くを見る
1時間作業したら10~15分ほど適度に休憩をとることも大切です。
休憩の際は、なるべく遠くを見るようにし、目を休ませてあげましょう。
目の筋肉は、近くを見ると収縮すると言われていますので、遠くを見て目の筋肉を緩めることも必要ですよ。
目の疲れを溜めないように気をつけよう
目の疲れは、蓄積すると頭痛や肩こりの原因になります。ひどい時は、吐き気をもよおすことも…。
とはいえ、現代人にとって、パソコンやスマートフォンというのは、切っても切れない存在ですよね。
今回ご紹介したような方法で、目の疲れを適度に癒し、日ごろから疲れを予防するということも大切です。
最近は、子供も学校などでタブレット学習をすることが多くなっています。
大人だけではなく、子供も目の疲れを感じているかもしれません。
1日の終わりには、親子で一緒に目のストレッチをしてスッキリさせるのもおすすめですよ。
目の疲れを溜めないようにし、目の健康を守りましょう。