この記事に書いてあること
タブレット学習の導入について
タブレット学習とは、その名の通り、タブレット端末を使用した学習のこと。
2021年度からは、公立小学校でも導入がスタートし、「1人1台タブレット」の時代がやってきました。
通信講座も紙媒体よりタブレット学習の方が増えてきましたよね。
タブレット学習は、ママやパパの子供の頃とは大きく変わった学習方法なので、「本当に効果あるの?」とか「遊んでしまうのでは…?」など心配な要素もいっぱいありますよね。
そこで今回は、小学生のタブレット学習のメリットデメリットについてご紹介します。
これから学校で導入されるという方や、通信講座を受けようか悩んでいるという方は、ぜひ最後までご覧ください。
タブレット学習のメリット
ではまず、タブレット学習のメリットについてご紹介します。
メリット①1台で何役もこなせる
タブレット学習の最大のメリットは、端末1台あれば、英語も国語も算数も学習することができるということ。
さぁ勉強しようと、何冊も教科書やノートを持ってこなくて良いのでとても手軽です。
一般的なタブレット学習の通信講座では、これ1台で国語、算数などの教科に加えて英語やプログラミングなどの学習もすることができます。
タブレット1台にすべての学習が集約されているイメージです。
これなら、リビング学習をさせる際も、机の上に余計なものが散らからず、スマートに勉強させることができますね。
小学校での使い方は、その学校によって様々なようですが、バラバラと出ていたプリントの宿題も、タブレット1台で取り組むことができれば、提出漏れが防げて良さそうです。
メリット②ゲーム感覚で学習に取り組める
ノートや教科書、テキストを使った学習というのは、いわゆる“勉強”というイメージが強いので、子供のやる気も急激にダウンしますよね。
しかし、タブレット学習だと、ゲーム感覚で取り組んでくれるので、問題を解く際もサクサク進めてくれます。
特に低学年のうちは、遊びから学びにつなげていくことが重要なので、勉強をする習慣をつけるためにも、子供が進んでやってくれるタブレット学習の方が良いと言えるでしょう。
メリット③視覚的に学べる
タブレット学習では、動画などを使って問題の解き方を説明してくれるので、言葉だけで説明されるよりも、より理解しやすくなります。
特に低学年の子供であれば、視覚的に捉えた方がわかりやすいため、スムーズに問題に取り組むことができるでしょう。
メリット④間違った問題に挑戦できる
紙媒体の学習では難しいとされているのが「反復練習」。
間違った問題にもう一度挑戦するということは、テキストやプリントでは難しいですよね。
しかし、タブレット学習なら、何度も繰り返し取り組むことができるので、苦手を克服しやすいというメリットも。
「もう一度やり直す」を繰り返すことで、次第に理解できるようになるはずです。
メリット⑤効率よく学習できる
タブレット学習の場合、次から次へと「今日の課題」をこなしていくので、テンポよく学習を進めていくことができます。
紙媒体だと、必要な教科書を持って来て、該当のページを開いて…と、どうしても時間がかかってしまうので、非効率的。
短時間でもサクサクと問題を解くことができるタブレット学習なら、忙しい毎日でも無駄な時間をかけずに学習することができるのです。
また、子供の学習状況を親が把握することで、弱点を見極め、そこを重点的に学ばせるような設定を行うこともできます。
これにより、限られた時間を有効に使うことができるので、より早く知識を身に付けることができるでしょう。
メリット⑥親が付きっきりでなくても勉強できる
一般的な紙媒体の学習だと、親がそばにいて、問題の解き方のヒントを与えたり、丸付けをしたりしますよね。
しかし、忙しいママは、なかなか付きっきりで子供の勉強を見てあげることが難しいこともあるでしょう。
タブレット学習であれば、丸付けは基本的に自動なので、子供1人でもサクサク進めていくことができます。
間違ったり、つまずいたりした時だけ、サポートすればいいので、親子ともに効率が良いのがメリットです。
タブレット学習のデメリット
では続いて、タブレット学習のデメリットを見ていきましょう。
デメリット①文字を紙に書く習慣がつかない
タブレット学習が普及し始めた…と言っても、まだまだ紙媒体の学習は多いもの。
えんぴつを持って、しっかり紙に正しい文字を書くというのも、1つの勉強でもありますよね。
タブレット学習だと、タッチペンを使って画面に文字を書くことしかできないので、紙に文字を書く感覚が養われないというデメリットがあります。
タブレット学習ばかりに頼らず、文字を紙に書く習慣というのも身につけさせましょう。
デメリット②視力の低下につながる恐れも…
パソコンやスマホ画面から発せられるブルーライトは、目に悪いと言われていますよね。
タブレット端末の画面も同じことが言えるので、子供の視力低下につながってしまうこともあるでしょう。
長時間の使用は控える・暗い部屋で学習をしないなどを徹底し、子供の視力低下を予防するようにしましょう。
また、子供用のブルーライトカット眼鏡なども販売されているので、そちらを活用してもよいかもしれません。
デメリット③端末の感度が悪い・通信障害が起こる
タブレットやパソコンなどの精密機器ではよくある不具合も、1つのデメリットです。
せっかく頑張って勉強をしていたのに、通信の不具合で強制終了してしまった…
端末の感度が悪く、正しく文字を認識してくれない…
なども、全くないとは言い切れませんよね。
使うタッチペンを、なるべく感度の高いものにしたり、お部屋のWifi環境を見直したりして対策することも可能です。
必要に応じて対処しましょう。
タブレット学習をする際の注意点
タブレット学習をする際に使用する端末は、子供が勝手にネット動画やゲームをすることができないように、あらかじめロックをかけるなど工夫することが大切です。
通信講座の専用端末であれば、設定をしなくても、学習教材のみの配信になるので安心です。
また、いくら子供が自発的に取り組めるからといって、タブレット学習をする際に放置しすぎはNGです。
ママがしっかりと子供の頑張りを「見ているよ」と分かれば、子供もママに褒められたいので一生懸命取り組んでくれます。
自宅学習をタブレット端末に任せっきりにせず、そばで見守る姿勢は忘れないでくださいね。
タブレット学習で効率的に学ばせよう
子供にとって、結局紙媒体が良いのか、タブレット端末が良いのか、一概に言い切ることはできませんが、タブレット学習というのがこれからどんどん普及するのは事実です。
今のうちに子供が困らないよう、操作に慣れておくといいかもしれませんね。
タブレット学習を取り入れて、子供の勉強をより効率的に進めていきましょう。